学生さんへ | もし、視覚障がい者を京都観光や、あるいは動物園に案内するとしたら、どのように説明すれば楽しんで頂けるでしょうか。触る事の出来ない国宝や、檻の中の動物であってもアイディアを出し合って準備すれば、楽しんで頂くことが可能です。このプロジェクトでは、失われた視覚による情報を補うための、その他の感覚機能を生かした情報提供や、各種機器、環境整備や周りのサポートによって、楽しみ方が増えたり、出来ないが出来るに変わる事を探っていきます。 春学期には、プチイベントとして、同志社大学今出川キャンパスに視覚障がい者を招待し、その建造物や歴史についてを工夫を凝らした案内で楽しんで頂きます。フィールドワークでは、視覚障がい者の各種スポーツを見学、体験します。
平成25年に障害者差別解消法が制定され、28年からスタートしました。これは、全ての国民が、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的としています。しかしながら、差別するつもりがないのに、差別に繋がっていたり、どう接すればよいのか分からないために、関係を遠ざけようとしたり、過剰に反応し、不自然な対応になったり、そんな事例が見受けられます。とりわけ視覚障がい者の場合、工夫すれば出来る、或いは楽しめることなどが多々有る事を知り、「共生社会」の実現に向け、視覚障がい者と共に楽しめるレクリエーションを想像力と、企画力をもって、一緒に作り上げてみましょう。 |
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