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テーマ募集と選定一覧
2017年度プロジェクト科目テーマ一覧
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- 校地別に掲載しています。
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- 「テーマ」欄のリンクをクリックすると、各プロジェクトの詳細(学生へのアピール、履修条件等、先行登録に関する情報)を見ることができます。
京田辺校地開講科目
テーマ | 開講 期間 | 科目担当者 (団体名・企業名、氏名) | 科目代表者 (所属・氏名) |
---|---|---|---|
未来都市実現プロジェクト―グリーンスマートシティーを目指して | 春・秋 連結 | 株式会社 東洋設計事務所 齋藤 篤史 | 【理工学部】 千田 二郎 |
ヒット玩具の企画立案 | 春・秋 連結 | 渡辺 公貴 | 【生命医科学部】 田中 和人 |
テーマパーク利用者の利便性向上に関する企画立案プロジェクト | 春・秋 連結 | 株式会社 ユー・エス・ジェイ 神田 好博 | 【理工学部】 田中 達也 |
今出川校地開講科目
テーマ | 開講 期間 | 科目担当者 (団体名・企業名、氏名) | 科目代表者 (所属・氏名) |
---|---|---|---|
絵本は心のごちそう・プロジェクト | 春・秋 連結 | 上野 康治 | 【理工学部】 金田 重郎 |
留学生と創る!「京の職人文化読本」(錦市場などを中心に) | 春・秋 連結 | 株式会社 自在 遠藤 正彦 | 【日本語・日本文化教育センター】 高岸 雅子 |
ラジオで発信-若者と高齢者の音楽イベント制作 | 春・秋 連結 | 大江 宮子 | 【社会学部】 金子 邦秀 |
京都の伝統織物で感動を!魅力発見プロジェクト | 春・秋 連結 | 一般財団法人 日本伝統織物研究所 龍村 周 | 【理工学部】 大久保 雅史 |
プロバスケを盛り上げよう!~認知向上・集客をマーケティング | 春・秋 連結 | 日下部 大次郎 | 【政策学部】 川井 圭司 |
西陣のモノづくり産業の見える化と交流促進を通じた地域活性 | 春・秋 連結 | COS KYOTO株式会社 北林 功 | 【経済学部】 八木 匡 |
学生×NGOで取り組む!地域~世界の課題に発言・提案しよう! | 春・秋 連結 | あどぼの学校運営委員会 加藤 良太 | 【政策学部】 新川 達郎 |
クラシック音楽のコンサートを創ろう! | 春・秋 連結 | 鈴木 利奈 | 【文学部】 伊達 立晶 |
2017年度プロジェクト科目選定結果について
全学共通教養教育センター
趣旨と目的
同志社大学プロジェクト科目は全学共通の教養教育科目として2006年度より設置され、今年度で12年目を迎えました。本科目の趣旨と目的は「実践型・参加型の学習機会を重視したプロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)を基本とする」ところにあり、地域社会や企業の方々にテーマをご提案いただき、地域社会や企業が持つ「教育力」を大学の正規の教育課程の中に導入することによって、学生に生きた智恵や技術を学ばせるとともに、「現場に学ぶ」視点を育み、学生が具体的・実践的プロジェクトに即して問題の「所在」と「解決」を考え抜く力を陶冶することにあります。本年度も、この設置趣旨と目的に基づき、プロジェクト・テーマの内容提案と担当者を広く学内外に公募しました。
応募実態
2017年度プロジェクト科目公募については、7月30日(土)今出川校地において公募説明会を開催し、本科目の趣旨、目的、応募手続き、授業実施要領などを説明しました。8月22日(月)より公募を開始した結果、締切日までに38件の応募を賜りました。応募者の内訳は、民間企業8件、NPO・NGO4件、その他(一般財団法人、一般社団法人、医療法人、任意団体等)5件、個人21件です。
応募テーマの内容については、
など、例年同様「京都」や「地域」を主軸にしたテーマが目立つとともに、現代社会が抱える問題や課題を様々な視点から捉え、反映させたテーマが多く見られました。対象とするフィールドやターゲットも多岐にわたり、いずれのご提案も本科目の趣旨に合致しているとともに、学生の学びと本学の教育理念に添う内容であったことを歓迎する一方、プロジェクト科目へのご理解とご協力の厚志に、感謝申し上げる次第です。本学学生のプロジェクト科目への期待の大きさに応えるべく、今後も大学としての責務を果たしていく所存であります。
応募テーマの内容については、
- まちづくり、子育て支援などによるコミュニティの形成や地域活性化に関するもの
- 京都の地場産業、伝統工芸、食文化など伝統文化に関するもの
- スポーツ、音楽、芸術、医療を通した社会貢献、地域連携等をめざすもの
- 現代における社会的課題への政策提言に取組むもの
- ものづくり、商品開発などに関するもの
など、例年同様「京都」や「地域」を主軸にしたテーマが目立つとともに、現代社会が抱える問題や課題を様々な視点から捉え、反映させたテーマが多く見られました。対象とするフィールドやターゲットも多岐にわたり、いずれのご提案も本科目の趣旨に合致しているとともに、学生の学びと本学の教育理念に添う内容であったことを歓迎する一方、プロジェクト科目へのご理解とご協力の厚志に、感謝申し上げる次第です。本学学生のプロジェクト科目への期待の大きさに応えるべく、今後も大学としての責務を果たしていく所存であります。
採否の選定
公募締め切り後、プロジェクト科目検討部会委員による予備審査の後、部会委員に加えて教育支援機構委員、全学共通教養教育センター委員、教務主任会議委員等、全学から選出された37名の委員による本審査1次、本審査2次、さらには面接審査で授業計画等を確認した後、2017年度プロジェクト科目テーマとして11件を採択することを決定しました。採択された科目の内訳は、開講校地別では京田辺校地3件、今出川校地8件、全てが春学期・秋学期連結開講科目です。
今後のスケジュール
プロジェクト科目では、5名以上の履修登録者の確保の条件が満たされれば、正式開講となります。学生には、12月下旬に採択テーマの一覧表を掲示し、授業実施内容が固まり次第、科目説明会・登録者選考手続などについて掲示板、ホームページで周知する予定です。また、12月17日(土)には、採択された科目の担当者、代表者の方を対象とした、科目開設にあたっての説明会を開催します。
総評
プロジェクト科目の公募にご応募賜りましたことに対して、深く御礼申し上げます。
本年度も例年のように新聞広告やパンフレットを中心に広報活動をおこなうとともに、公募説明会を開催し、公募の趣旨について説明させていただきました。
プロジェクト科目がテーマ公募制をとっているのは、社会との接点をもつことで学生の多様な学びの意欲をかきたて、個人の学びを社会的な学びへと拡げていくことにあります。そして、プロジェクト活動を通して、自らの学びを自己満足から社会的な視野へと拡げていくことを目指しています。そのためには、社会で活躍する専門的な知見と活動実績をもつ担当者が必要であり、そうした担当者の指導と支援によって、ふだんの大学の学びでは得られない多様な学びの世界へと学生を導くことができると考えます。学生は、さまざまな出会いを通して、多様な価値観にふれ、自らの活動を振り返り、あるべき自分、ありたい自分を発見していくプロセスを体験します。そこでは、自らの学びを検証し、めまぐるしく変化する状況の中で正しく行動できる論理的なかつ持続的な思考力とモラルが求められます。こうした難しい教育課題に応えていただけるテーマと担当者に巡り会えることが学生にとっても、大学にとっても貴重な財産であり、その意味で担当者は豊かな学びへの架け橋といえるでしょう。
そうした知的な刺激に満ちたテーマ、学生自身が愛着をもつことができるテーマが、学生の学習意欲やモチベーションの向上につながります。そして、そのテーマから自ら問題を見つけ、その背後にある課題を適切に設定して、課題解決に向かっていくことができるように教導する存在が不可欠です。今回の応募テーマを改めてみると、応募数の減少という傾向があるものの、応募テーマの質は高く、いずれも科目の趣旨や教育目的、授業計画においてユニークな提案であったといえるでしょう。応募テーマは多様なジャンルや分野にわたっており、学生の多様なニーズに応えることができるような広がりを指摘できます。専門的な分野に限定されたテーマではなく、学生が活動できるだけのゆとりのあるテーマ、かつ限られた授業期間に実現可能な具体的なテーマ等が採択されているように思います。こうした多様で個性的なテーマと担当者に恵まれたことで、次年度のプロジェクト科目がさらに充実した活動を実践していくことができるものとおおいに期待しています。われわれのこうした趣旨にご賛同いただき応募してくださった方々に、あらためて深く感謝申し上げます。
なお残念ながら不採択になったプロジェクトにも、テーマとしては意義深いものが散見されました。説明会などでプロジェクト科目の性格を必ずしもすべての応募者に十分なかたちでお伝えすることができなかったことが悔やまれます。こうした反省を生かし、授業運営のみならず公募の仕方についてもしっかり自己点検し、いっそうの改善に取り組んでいきたいと思います。今後ともご協力、ご支援下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
本年度も例年のように新聞広告やパンフレットを中心に広報活動をおこなうとともに、公募説明会を開催し、公募の趣旨について説明させていただきました。
プロジェクト科目がテーマ公募制をとっているのは、社会との接点をもつことで学生の多様な学びの意欲をかきたて、個人の学びを社会的な学びへと拡げていくことにあります。そして、プロジェクト活動を通して、自らの学びを自己満足から社会的な視野へと拡げていくことを目指しています。そのためには、社会で活躍する専門的な知見と活動実績をもつ担当者が必要であり、そうした担当者の指導と支援によって、ふだんの大学の学びでは得られない多様な学びの世界へと学生を導くことができると考えます。学生は、さまざまな出会いを通して、多様な価値観にふれ、自らの活動を振り返り、あるべき自分、ありたい自分を発見していくプロセスを体験します。そこでは、自らの学びを検証し、めまぐるしく変化する状況の中で正しく行動できる論理的なかつ持続的な思考力とモラルが求められます。こうした難しい教育課題に応えていただけるテーマと担当者に巡り会えることが学生にとっても、大学にとっても貴重な財産であり、その意味で担当者は豊かな学びへの架け橋といえるでしょう。
そうした知的な刺激に満ちたテーマ、学生自身が愛着をもつことができるテーマが、学生の学習意欲やモチベーションの向上につながります。そして、そのテーマから自ら問題を見つけ、その背後にある課題を適切に設定して、課題解決に向かっていくことができるように教導する存在が不可欠です。今回の応募テーマを改めてみると、応募数の減少という傾向があるものの、応募テーマの質は高く、いずれも科目の趣旨や教育目的、授業計画においてユニークな提案であったといえるでしょう。応募テーマは多様なジャンルや分野にわたっており、学生の多様なニーズに応えることができるような広がりを指摘できます。専門的な分野に限定されたテーマではなく、学生が活動できるだけのゆとりのあるテーマ、かつ限られた授業期間に実現可能な具体的なテーマ等が採択されているように思います。こうした多様で個性的なテーマと担当者に恵まれたことで、次年度のプロジェクト科目がさらに充実した活動を実践していくことができるものとおおいに期待しています。われわれのこうした趣旨にご賛同いただき応募してくださった方々に、あらためて深く感謝申し上げます。
なお残念ながら不採択になったプロジェクトにも、テーマとしては意義深いものが散見されました。説明会などでプロジェクト科目の性格を必ずしもすべての応募者に十分なかたちでお伝えすることができなかったことが悔やまれます。こうした反省を生かし、授業運営のみならず公募の仕方についてもしっかり自己点検し、いっそうの改善に取り組んでいきたいと思います。今後ともご協力、ご支援下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
プロジェクト科目検討部会 部会長 山田 和人