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テーマ募集と選定一覧

2017年度プロジェクト科目テーマ

西陣のモノづくり産業の見える化と交流促進を通じた地域活性

プロジェクト名西陣のモノづくり産業の見える化と交流促進を通じた地域活性
科目担当者COS KYOTO 株式会社
北林 功
科目代表者経済学部 八木 匡

学生さんへ本プロジェクトでは、京都の「伝統産業」の一つ、織物産業が育まれてきた西陣地域の活性化に取り組みます。この取り組みを通じ、地場産業の重要性、時代に合わせたビジネスモデルの変革、そしてそのベースとしての多様な交流の重要性などを学んでいきます。

現在、京都で長きに渡って育まれてきた地場産業は、様々な要因によって困難な状況に陥っています。一方、長く培われてきたからこそ、人間が求める本質的なモノ・コトが眠っています。ビジネスの仕組みも含めて適切にリデザインすることで再び輝き始める可能性を秘めています。打開には地域に存在している多様な人たちが相互の存在を認知し、交流し、新たなアイデアを生み出し、新たな体制で時代に合ったビジネスを創り出していくことが必要です。

本講義では西陣地域のフィールドリサーチを通じて、どのようなモノづくりの方々が現在存在しているのかを「見える化」します。次に、その方々が自然な形で交流する場を企画します。西陣地域は同志社大学にも近いため、実際に足を運んで知識以外の様々な生きた経験ができます。

本講義では、次の取り組みを通じ、学生の理解と能力の向上、そして現実社会で通用するビジネスの考え方、能力を身につけていきます。
京都の地場産業が陥っている現状と経緯についての理解と原因分析
地場産業の活性化がもたらす地域への好循環の仕組みの理解
西陣地域を対象としたモノづくりの関係者の存在の整理・記録
多様な関係者の交流促進がもたらすイノベーションについての理解
西陣地域を対象とした多様な人たちの交流の場の企画を通じた社会への訴求

これらを踏まえ、学生の皆さんで企画を考え、実践します。

春学期は、基礎的な知識の習得および西陣地域を対象としたフィールドリサーチを行なって関係者の存在を見える化した後、今宮神社の「織姫七夕祭」(8月上旬)に合わせた交流促進の企画を考えて実行します。
秋学期は、春学期に得た知識・経験を振り返り、さらなる見える化および交流促進にチームで取り組みます。

本プロジェク卜で得られる経験は、国際社会に求められる思考の根幹となる教養、チームで取り組む協働体験、そして苦境の中でも活路を見出していく上での知識と思考、そして行動の粘りが凝縮されており、今後の社会生活において大いなる財産となります。学生の皆さんの自由な発想、創造力、そして大いなる情熱と行動を期待しております。

開講校地今出川校地
開講期間春学期・秋学期連結

履修条件
  • 京都の文化、モノづくり、ビジネスや海外からのインバウンドに興味があること 
  • フィールドワークを実施するため、講義時間以外にも活動できる時間を確保できること
履修生が準備(持参)するもの事前学習(工房見学や取材において、一定の背景知識が必要とされるため)
写真撮影用のカメラ等
履修生の費用負担額
凡その目安とお考え下さい
あり(10,000円以内) 
西陣地域への交通費 500円×20回 10,000円
授業時間以外の非定期授業の有無あり(5回以内)
学外での授業の有無あり(20回以内)

定員内の場合の選考方法登録志願票と面接で選考する
定員を超えた場合の選考方法登録志願票と面接で選考する
ただし、20名を超えた場合は登録志願票で選考する
秋学期の追加募集の有無
秋学期科目で定員に空きがある場合
なし