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テーマ募集と選定一覧

2016年度プロジェクト科目テーマ

「かく」ことは表現すること 絵手紙と夜間中学

プロジェクト名「かく」ことは表現すること 絵手紙と夜間中学
科目担当者次田 哲治
科目代表者文学部 新 茂之

学生さんへ皆さんの日常生活で文字や絵を手がきする習慣がどんどんなくなってきています。今やキーボードすら使わず、あらゆることをタッチペンや指先で!という時代になってきました。このような時代に頑なに手がきにこだわり、墨や顔彩(日本画などに使う絵の具)で思いを絵と文字ではがきに表現するのが一つ目のテーマの「絵手紙」です。創始者の小池邦夫氏の「へたでいい、ヘタがいい」という言葉で端的に言い表されているように絵手紙は技巧よりも表現、うまくかくよりも一生懸命にかくことを大切にする芸術活動です。自分で筆を執りかくことは、うまくかこう、上手にかけないと思い込んで遠ざけてきた絵や文字で相手に自分の思いを一生懸命に伝えるという行為の大切さを再発見させてくれます。また、絵手紙を実際の正課にして留学生も含めた多くの学生が通年で学んでいる群馬県の上武大学との交流もしていこうと思います。
もう一つのこの科目のテーマは「夜間中学」です。夜間中学は戦争や差別、貧困、障害、病気などにより義務教育を終えられなかった人たちのための学校ですが、近年、海外から結婚や就労のために渡日した外国人や、ひきこもり・不登校の若者たちにも門戸を開き始めています。現在、8都府県に31校しかない公立夜間中学を47都道府県に最低1校創設することが文科省の方針として打ち出され注目され始めています。この科目では奈良の公立夜間中学を実際に訪問し、夜間中学生との交流もおこないます。一生懸命に学んだ文字をひともじひともじ一心に綴っていく夜間中学での学びの様子は、学ぶことが当たり前だという皆さんに教育の意義や本来の学びの意味について考え直す機会を与えてくれるでしょう。また、日本に定住する外国の人たちの生活の実態を垣間見る機会にもなります。2014年度はアフガニスタンからの留学生も履修し、文字通り国際色豊かなプロジェクト科目となりました。今回も留学生の履修を歓迎したいと考えています。
表現活動や教育、国際理解、小中学生から学内外の同世代の学生、高齢者まで年齢を超えた交流など多くの成果を得ることのできるプロジェクトを履修生のみなさんと作り上げていきたいと思っています。

開講校地今出川校地
開講期間春学期・秋学期連結

履修条件絵手紙や、夜間中学に興味のある方
履修生が準備(持参)するもの「はじめての絵手紙セット」
(顔彩絵の具、筆などの詰め合わせ=1500円)を購入して使用します
履修生の費用負担額
凡その目安とお考え下さい
必要(10,000円以内)  
奈良市立春日夜間中学校への交通費  往復1,420円×4回
市内での外部授業や打合せの交通費  2,500円
初めての絵手紙セット  1,500円 (個人で持っている場合はそれでも可)
授業時間以外の非定期授業の有無あり(10回以内)
保険(340円)加入要否必要あり
学外での授業の有無実施する(5回以内)

定員内の場合の選考方法登録志望者全員合格とする
定員を超えた場合の選考方法登録志願票で選考する
秋学期の追加募集の有無
秋学期科目で定員に空きがある場合
なし