テーマ募集と選定一覧

2015年度プロジェクト科目テーマ一覧

校地別に掲載しています。
「テーマ」欄のリンクをクリックすると、各プロジェクトの詳細(学生へのアピール、履修条件等、先行登録に関する情報)を見ることができます。[2015/1/16更新]

登録説明会および先行登録を行います。詳細は、登録説明会・先行登録 でご案内しています。[2015/1/16更新]
今出川校地開講科目2015年3月28日(土)
 10:00~ 登録説明会 【寧静館 N31】
 11:00~ 先行登録   【寧静館(教室は当日発表)】
京田辺校地開講科目2015年3月28日(土)
 13:00~ 登録説明会 【知真館1号館 TC1-116】
 14:00~ 先行登録   【知真館1号館(教室は当日発表)】

京田辺校地開講科目
テーマ開講
期間
科目担当者
(団体名・企業名、氏名)
科目代表者
(所属・氏名)
LOHASタウン実現プロジェクト春・秋
連結
株式会社 東洋設計事務所
齋藤 篤史
【理工学部】
千田 二郎
子供が歓びながら遊び学べる知育玩具の企画立案春・秋
連結
株式会社 タカラトミー
渡辺 公貴
【生命医科学部】
田中 和人
東洋医学で京田辺を健康にするプロジェクト春・秋
連結
帝京平成大学
岩 昌宏
【生命医科学部】
渡辺 好章
地域応援プロジェクト ~同志社から、スポーツの力で恩返し~春・秋
連結
高橋 仁美【スポーツ健康科学部】
竹田 正樹
テーマパークの利用者満足度向上に関する企画立案プロジェクト株式会社 ユー・エス・ジェイ
松尾 諭
【理工学部】
田中 達也
空き店舗を活用した地域活性化Ⅱ -風が起こすムーブメントー春・秋
連結
京田辺市役所
林 敢太
【理工学部】
下原 勝憲
今出川校地開講科目
テーマ開講
期間
科目担当者
(団体名・企業名、氏名)
科目代表者
(所属・氏名)
「かく」ことは表現すること 絵手紙と夜間中学春・秋
連結
次田 哲治【文学部】
工藤 和男
プロスポーツの集客・チケット販売の実践で学ぶマーケティング春・秋
連結
日下部 大次郎【政策学部】
川井 圭司
絵本百花~最愛の1冊に出会うプロジェクト~春・秋
連結
上野 康治【理工学部】
金田 重郎
京都の伝統織物をつなぐ~織物文化ビジネスプロジェクト~春・秋
連結
一般財団法人 日本伝統織物研究所
龍村 周
【理工学部】
大久保 雅史
災害に強い地域循環型共生コミュニティの実現春・秋
連結
株式会社 京のちから
石井 雄一郎
【政策学部】
井上 恒男
同大生“GLOCAL”プロジェクト ~国際協力と地域社会貢献公益社団法人 青年海外協力協会
河合 憲太
【政策学部】
岡田 彩
観光都市京都の新土産 ~世界に発信する新土産~株式会社 美十
(旧:株式会社 おたべ)
酒井 宏彰
【商学部】
大原 悟務
ラジオで発信-若者と高齢者の音楽イベント制作春・秋
連結
大江 宮子【社会学部】
金子 邦秀
京都発!補助犬ガイドブック作成プロジェクト春・秋
連結
公益財団法人 関西盲導犬協会
久保 ますみ
【政策学部】
関根 千佳
京都が培ってきた文化産業の素材・技術のリデザインと発信春・秋
連結
COS KYOTO 株式会社
北林 功
【文学部】
山田 和人
「大学が運営するフィットネス」の在り方と地域連携について春・秋
連結
同志社エンタープライズ 継志館フィットネス
中西 学
【商学部】
百合野 正博
コミュニティをデザインする~家から始める居場所づくり~植田 元気【経済学部】
山森 亮

2015年度プロジェクト科目選定結果について

全学共通教養教育センター

趣旨と目的

同志社大学プロジェクト科目は全学共通の教養教育科目として2006年度より設置され、今年度で10年目を迎えました。本科目の趣旨と目的は「実践型・参加型の学習機会を重視したプロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)を基本とする」新たな科目群を開設し、地域社会や企業の方々にテーマをご提案いただき、地域社会や企業が持つ「教育力」を大学の正規の教育課程の中に導入することによって、学生に生きた智恵や技術を学ばせるとともに、「現場に学ぶ」視点を育み、学生が具体的・実践的プロジェクトに即して問題の「所在」と「解決」を考え抜く力を陶冶することにあります。本年度も、この設置趣旨と目的に基づき、プロジェクト・テーマの内容提案と担当者を広く学内外に公募しました。

応募実態

2015年度プロジェクト科目公募については、8月2日(土)今出川校地において公募説明会を開催し、本科目の趣旨、目的、応募手続き、授業実施要領などを説明しました。8月18日(月)より公募を開始した結果、締切日までに49件の応募を賜りました。応募者の内訳は、民間企業13件、自治体1件、NPO1件、その他(公益社団法人、財団法人、学校法人、任意団体等)11件、個人23件です。

応募テーマの内容については、
  1. 居場所づくり、観光等によるコミュニティの形成や地域活性化に関するもの
  2. 京都の地場産業、伝統工芸、酒造りなど、伝統文化に関するもの
  3. 東洋医学、スポーツを通した健康づくりで社会貢献と地域連携をめざすもの
  4. 放射能汚染、夜間中学、高齢者福祉、補助犬・盲導犬等の社会的課題に取組むもの
  5. エコロジー、防災、有機栽培野菜など生活環境問題に関するもの
  6. 玩具、菓子など、ものづくり、商品開発などに関するもの
  7. 在住外国人支援、障がいのある方と造る防災拠点など、現代社会が直面する課題に取組むもの

2015年度提案テーマは「地域」や「コミュニティ」を冠するテーマが目立つともに、「こども」「高齢者」「障がい者」「在住外国人」などの人に留まらず、「補助犬」「盲導犬」なども含む地域社会全体を対象とした取組み提案が目立ちました。また、「織物」「京土産」「伝統文化産業」「京都観光」など、京都ならではの伝統工芸、観光資源、文化をもとにした地域活性化を実践するテーマがみられる一方、「プロスポーツ」「テーマパーク」「放射能」「防災」など、現代社会が抱える様々な課題が反映され、精査された多くのテーマをご提案いただきました。いずれも本科目の趣旨に合致しているとともに、学生の学びのニーズに添うものと歓迎する一方、プロジェクト科目へのご理解とご協力の厚志に、感謝申し上げる次第です。

採否の選定

公募締め切り後、学内の専任教員から「科目代表者」を募り、応募段階から代表者が決まっていたテーマも含め、27人の代表候補者を得ることができました。プロジェクト科目検討部会委員による予備審査の後、教育支援機構委員、全学共通教養教育センター委員、教務主任連絡会議委員等、全学から選出された32名の委員によって提出書類に関する本審査(四段階ポイント制)をおこない、さらに、その得点集計を基に、プロジェクト科目検討部会で応募者を対象に面接をおこない、授業計画等を確認しました。

以上の審査結果をうけて、2015年度プロジェクト科目として18件を採択することを決定しました。採択された科目の内訳は、開講校地別では京田辺校地6件、今出川校地12件、講期間別では、春学期開講科目2件、秋学期開講科目2件、春学期・秋学期連結が14件です。

今後のスケジュール

プロジェクト科目では、5名以上の履修登録者の確保の条件が満たされれば、正式開講となります。学生には、12月初旬に採択テーマの一覧表を掲示し、授業実施内容が固まり次第、科目説明会・登録者選考手続などについて掲示板、ホームページで周知する予定です。また、12月13日(土)には、採択された科目の担当者、代表者の方を対象とした、科目開設にあたっての説明会を開催します。

総評

本年度もプロジェクト科目の公募に対して多くの応募に恵まれました。深く御礼申し上げます。
本年度も例年のように新聞広告による広報活動をおこなうとともに、公募説明会を開催し、公募の趣旨について説明させていただきました。このプロジェクト科目が、学生自身の企画立案した計画の実践を通じて企画力や交渉力、情報発信力など様々な能力を身につける実践型の授業科目であるという特殊な性格をもつため、こうした説明会は不可欠なものといえるでしょう。プロジェクト科目は一方的に知識を伝授するような授業ではなく、また単なる体験学習や、個人個人のスキルアップを目指すような授業でもありません。ましてや学生の労働力を社会に提供するだけになってしまったり、学びの過程の少ないサークル活動的なものに陥ったりしても、授業として成り立たないでしょう。学生主体の事業を立ち上げながら、そこに学びの場を確保していくというこの難題に対し、深く練られた授業計画を立てていただき、最終的には質の高い多彩なテーマがそろったように思われます。次年度のプロジェクト科目が楽しみであると同時に、趣旨にご賛同いただき応募してくださった方々に、あらためて深く感謝申し上げます。

なお残念ながら不採択になってしまったプロジェクトにも、テーマ的には意義深いものが散見されました。説明会などでこのプロジェクト科目の性格を必ずしもすべての応募者に十分なかたちでお伝えすることができなかったことが悔やまれます。こうした反省を生かし、授業運営のみならず公募の仕方についてもしっかり自己点検し、いっそうの改善に取り組んでいきたいと思います。今後ともご協力、ご支援下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。


プロジェクト科目検討部会 部会長 伊達 立晶