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テーマ募集と選定一覧
2015年度プロジェクト科目テーマ
京都発!補助犬ガイドブック作成プロジェクト
プロジェクト名 | 京都発!補助犬ガイドブック作成プロジェクト |
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科目担当者 | 公益財団法人 関西盲導犬協会 久保 ますみ |
科目代表者 | 政策学部 関根 千佳 |
学生さんへ | 次のうち、補助犬が入ることのできる施設はどこでしょう? 1.病院 2.レストラン 3.神社 正解は「どこへでも入る事ができる」です。この回答に驚きましたか? それとも当たり前だと思いましたか? 盲導犬をはじめとする聴導犬、介助犬などの補助犬は、身体障害者補助犬法という法律により、だれもが普通に出入りできる施設には全て同伴できると定められています。この法律が定められてから10年以上経ちますが、未だに入店拒否があったり、周囲の目が厳しいのが現状です。盲導犬の存在自体の認知度はかなり上がりましたが、そのユーザーである視覚障がい者のニーズには、まだ理解がありません。一方で、補助犬同伴可のステッカーが貼られた施設も多く存在します。ですが、みなさんはここに違和感を覚えなければいけません。補助犬同伴可は本来当たり前のこと、わざわざ主張しなくてもよいことなのですから。 世界有数の観光都市である京都も例外ではありません。実際に、寺社仏閣で盲導犬を連れたユーザーへの観光拒否や対応の不十分さが指摘されています。だからこそ、多くの世界遺産を持ち、注目度も高い京都から「観光のユニバーサルデザイン」を進める事は日本全体を変えるきっかけになるはずです。 では、なぜ施設側の受け入れ態勢は整わないのでしょうか。その原因を知るため、本プロジェクトではユーザーや支援者と共に多角的な調査と分析を行い、行政とも意見を交わします。現場にもたくさん足を運びます。そして京都ならではの観光分野に特化した補助犬ガイドブックを制作、提案します。歴史的建造物など和風建築を含む補助犬受け入れのための観光マニュアルは前例がありません。アプローチの仕方やガイドブックという形のありかたも学生自らが考えます。受け入れ側、ユーザー、支援者、さらには一般市民が理解を深め、コミュケーションを促進する新しい仕掛けを目指します。さらに本プロジェクトではガイドブック自身の使いやすさ、美しさにもこだわります。そこで、本プロジェクトの目的に関連する各組織や京都の他大学にも協力して頂き、実用面だけでなくデザイン面でも高いレベルのものを目指します。 こうした取り組みは、関係者のみならず全ての人々が考え、環境を変える契機になるはずです。街中で補助犬ユーザーに出会う事・受け入れる事が特別ではなく、ごく自然に当たり前になるような社会変革を、みなさんから始めませんか? |
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開講校地 | 今出川校地 |
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開講期間 | 春学期・秋学期連結 |
履修条件 | ユニバーサルデザインや、補助犬(とくに盲導犬)について関心があること |
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履修生が準備(持参)するもの | 事前に『ユニバーサルデザインのちから』(生産性出版、関根千佳著)を読んでおくことが望ましい |
履修生の費用負担額
| あり(10,000円以内) 盲導犬協会施設(亀岡市)見学 約1,500円×2回 3,000円 その他、授業時間外の調査活動交通費 2,000円 京都市内移動交通費(市バス・地下鉄) 500円×10回 5,000円 |
授業時間以外の非定期授業の有無 | あり(3回以内) |
保険(340円)加入要否 | 必要あり |
学外での授業の有無 | あり(15回以内) |
定員内の場合の選考方法 | 登録志願票と面接で選考する。 |
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定員を超えた場合の選考方法 | 登録志願票と面接で選考する。 ただし、30名を超えた場合は登録志願票で選考する。 |
秋学期の追加募集の有無
| なし |