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テーマ募集と選定一覧

2014年度プロジェクト科目テーマ

京都の伝統織物をつなぐ~織物文化ビジネスプロジェクト~

プロジェクト名京都の伝統織物をつなぐ~織物文化ビジネスプロジェクト~
科目担当者一般財団法人 日本伝統織物研究所
龍村 周
科目代表者理工学部 大久保 雅史

学生さんへ本プロジェク卜では日本の文化そのものと言っていい織物文化を学び、身近に感じてもらうことを主体にし、その上で新しいビジネスを構築することで、織物文化の情報発信・活性化していくことが目的です。

京都では1200年以上継承されてきている伝統織物文化があります。近年では晴れ着に代表されるように非日常的な場面でしか利用されないのが現状ですが、元来織物は人々の生活に宿したものであり、日本の文化においては身近な存在であるはずです。また日本の伝統織物はあらゆる工業機械の原点でもあります。さらに日本の錦は美術的にも世界に稀な文化であり、日本の経済を支えてきたのも織物です。

このように様々な分野に織物は深く関わりを持って継承されてきました。そしてこの伝統文化を支えてきたのが多くの職人達です。しかし、近年の織物文化の衰退により多くの高度な技術が失われようとしています。本プロジェクトでは、伝統織物の特徴を生かし、現代に添った魅力あるビジネスを構築していきます。そのためのポイン卜として①織物職人の技術を活かしたビジネスの構築②織物経済を活性化させる③職人の仕事を創出する④織物及びその技術の継承につなげる、が挙げられます。

主な活動内容は次の通りです。①職人の工房取材②伝統織物の総合的学習③織物を使った伝統的な商品及び事柄の調査と分析④現代に添った伝統織物の考察。これらの目標及び活動を踏まえ、商品開発やイベント、観光、体験等の企画を考え、実践していきます。

春学期は職人達の工房取材、織物の学習以外にも職人達との交流やその技術等を知ることによって、共同作業や連携工程で育まれる日本の伝統織物の「ものづくり」を学びます。さらにこのことが「人づくり」となることを学ぶことがプロジェクトの核ともなります。秋学期には、春学期に得た知識・経験に基づいて、織物文化を活性化させる手法についてチーム一丸となって実施していきます。本プロジェク卜は、その活動自体が受講生にとって大いなる財産となります。また学生が社会に出て必要となる多くの教養が伝統織物の中に凝縮されています。プロジェクトを遂行していくに従って多方面で活躍できる経験と知識が得られます。学生の自由な発想と独創性とパッションを期待しております。

開講校地今出川校地
開講期間春学期・秋学期連結

受講条件京都の伝統織物、文化、芸術に興味があり、プロジェクトへのモチベーションが高いこと
学生が準備(持参)するもの筆記用具、デジタルカメラやビデオがあれば工房取材やイベントに持参
学生の費用負担額
凡その目安とお考え下さい
あり 
工房までの交通費 往復500円×10回 5,000円
同志社びわ湖リトリートセンター合宿費 5,000円
授業時間以外の非定期授業の有無あり(1回以内)
保険(340円)加入要否必要あり
学外での授業の有無あり(10回以内)

定員内の場合の選考方法登録志願票で選考する。
定員を超えた場合の選考方法登録志願票で選考する。
秋学期の追加募集の有無
秋学期科目で定員に空きがある場合
なし