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テーマ募集と選定一覧

2013年度プロジェクト科目テーマ

伝統医学(ツボ療法・鍼灸・薬膳・太極拳)と健康

プロジェクト名伝統医学(ツボ療法・鍼灸・薬膳・太極拳)と健康
科目担当者明治国際医療大学 
岩 昌宏
科目代表者生命医科学部 渡辺 好章

学生さんへ近年、癌や脳血管疾患、心疾患、糖尿病などの生活習慣病が急増し、これらの疾患が死因の半数以上を占めているのが現状です。また、脳血管疾患は要介護状態になった原因の第一位になっています。医療が進歩したおかげで一命はとりとめても、後遺症が残り、QOL(生活の質)が低下し介護が必要になってしまうのです。このようななかで、今後は健康寿命をいかに延伸できるかが課題となっています。健康寿命とは、病気や痴呆、衰弱などで要介護状態となった期間を、平均寿命から差し引いた寿命のことで、我国でも最晩年に寝たきりなどになる期間が国民平均6年以上に及んでいるのが現状です。
これらの問題に対処するには、国民の一人一人が自ら日々の生活の中で、健康を保つことが重要です。これには病気を予防するという考えではなく、より高次な健康づくりを目指すということです。
我国の伝統医学である東洋医学には、『未病治』(未だ病にあらざるを治す)、『養生』(ようせい;生(命)を養う)といった健康を保つための数千年にわたる知恵の蓄積があります。適切な食習慣や運動習慣、自然環境に順応した生活態度、自己治癒力を高める様々な手技などは、現代人の健康づくりに大いに役立つものです。本プロジェクト科目では、東洋医学の基礎理論、未病や養生の考え方を学ぶと共に、具体的な健康を保つための方法を実体験として身につけ、自身の健康づくりに役立てると同時に、地域社会に還元することで我国の健康社会化に寄与することを目的としています。

【具体的なテーマ】
  1. 東洋医学の基礎理論とセルフケア
    東洋医学の基礎理論、気の概念、未病や養生の考え方などの知識を習得します。応用編として身体の見方、ツボ療法、家庭で出来るお灸、太極拳などを実体験で学びセルフケアとして活用します。
  2. 東洋医学に基づいた食養生・薬膳
    東洋医学で重要視される「気」には、生まれた時に親から受けついだ「先天の気」と、食によって得た「後天の気」があります。現在でも使われている言葉の「病気」は、まさに気を病むことです。従って、古来より健康(気)を保つためには、食は最も重要と考えられてきました。東洋医学に則った食物の効能や「正しい食事」とは何かを学習します。
  3. 自然農で野菜作りを体験
    人は自然の中で四季の変化を感じ、気候・風土・環境と調和して生きています。農場で実際に野菜作りを体験し、「旬の味」を体験するのと併せて、農薬を使用しない自然農による野菜栽培を通じて、「食の安全」についても学習します。

開講校地京田辺校地
開講期間春学期・秋学期連結

受講条件薬などに頼らず、自身の健康を自身で保とうという意欲を持っていること
学生が準備(持参)するもの本プロジェクト科目で学んだことを日常生活で活かし、地域社会にも活用しようという心構え
学生の費用負担額
凡その目安とお考え下さい
あり 
課外活動交通費 10,000円 
合宿費用 5,000円
授業時間以外の非定期授業の有無あり(8回以内)
保険(340円)加入要否必要あり
学外での授業の有無あり(8回以内)

定員内の場合の選考方法登録志願者全員合格とする。
定員を超えた場合の選考方法抽選する。
秋学期の追加募集の有無
秋学期科目で定員に空きがある場合
なし