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テーマ募集と選定一覧
2008年度プロジェクト科目テーマ
ダンス・つながり・創造-身体で考える共生社会-
プロジェクト名 | ダンス・つながり・創造-身体で考える共生社会- |
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科目担当者 | 原田 純子 |
科目代表者 | 文化情報学部 阪田 真己子 |
学生さんへ | 人間はただそこに居るだけで、多くの情報を発し-例えば顔色や声の調子、息の仕方など-、また他者から発せられたそのような情報を読み取る力を持っています。われわれの感情や本音が、言葉よりもむしろ、これら身体の情報の中に多く表れていることはご存知の通りです。では日常において、われわれはこのような身体の力を十分に認識し、それらを活かして生きているでしょうか。 近年、携帯電話やインターネットなどの情報技術の普及により、人々の間のコミュニケーション不足や人間関係の希薄化が問題視されていますが、それはつまり、人と人とが場を共有して意思疎通を図る本来的な対人コミュニケーションの機会が失われていると共に、お互いの身体の情報を読む力が欠如してきていることが大きな要因と言えないでしょうか。 このような問題意識を背景として、本授業では"ダンスの創作活動"を通して、人と人とが確かなつながりを持って生きる「場」を創ること、そしてされに多様な身体条件や価値観を持った人々が共に生きるインクルーシヴな社会(共生社会)のあり方について考えたいと思います。"インクルーシヴ"とは、"すべてを含んだ、包含的な"という意味を持つ形容詞です。本授業では、年齢・性別・障碍・価値観などの違いを超えて多様な身体条件や価値観を持つ人々が集まり、共に生きる(活動する)ことを意味します。 具体的には、授業の前半において"人と人がつながること"、そして"人と人の間にできる「場」の創成"について、実際に身体を動かし、身体で表現することを通して考えます。その際、国立民族学博物館の協力を得て、展示物から受けたイメージを身体で表現し、成果発表をしたいと思います。ここでは、異文化との交わりが、人と人との間にできてゆく"つながり"を強調する"場"を生み出すことでしょう。さらに授業の後半では先の経験を活かし、受講者全員でダンス・ワークショップを企画・運営する試みを予定しています。ここではとくに学外に働きかけ、インクルーシヴな人々の集まりにおけるコミュニケーションと場の創成について考えたいと思います。 ダンス、身体表現はもちろんのこと、"人と人とのつながり"や"コミュニケーション"場創り"に関心のある方、是非一緒に"身体で"共生社会について考えてみましょう。 |
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開講校地 | 今出川校地 |
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開講期間 | 春学期・秋学期連結 |
受講条件 | 身体の動きや表現を通して、人と人がつながることの意味と価値を理解し、インクルーシヴな活動に積極的に関わることのできる受講者を望みます。 |
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学生が準備(持参)するもの | 体育館での授業の際は動きやすい服装(体操服など)で参加のこと。 |
学生の費用負担額 ※凡その目安とお考え下さい | あり(8,400円以内) 大学から国立民族学博物館(大阪府吹田市)までの交通 片道 800円〜1,050円×8=60400〜8,400円 |
授業時間以外の非定期授業の有無 | あり(4回以内) |
保険(340円)加入要否 | 必要あり |
学外での授業の有無 | あり(4回以内) |
定員内の場合の選考方法 | 登録志望者全員合格とする。 |
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定員を超えた場合の選考方法 | 抽選する。 |
秋学期の追加募集の有無 ※秋学期科目で定員に空きがある場合 | なし |