学生さんへ | 昨年度、大阪府枚方市樟葉地区の商店街課題解決型インターンシップに参加した本学学生の提案が実際に具体化され、第26代継体天皇が1500年前に即位された樟葉宮の表参道に位置する商店街は、「樟葉宮表参道商店街」への名称変更と樟葉駅までのエリア拡大を行った。天皇の故郷福井県が「健康長寿」をブランドとし、天皇ご自身も82歳のご長寿であられたことに鑑み、商店街も「健康長寿」をコンセプトに福井県との産直を「売り」にしている。この商店街の到達点に立ち、商店街を核としたコミュニティの創成を、産・官・学・民、そしてさらにマスコミの協働で実践する地元のプロジェクトに参画し、具体的な政策提言を行い、その成果を10月の秋祭りに生かす。学生も実際に祭りに参画する。この祭りは、2011年の継体天皇筒城宮(本学京田辺キャンパスに碑がある)遷都1500年に向けて、福井県はじめ各地の天皇所縁の町との連携を強めながら、情報発信力を高めていくことを当面の目標としている。筒城宮跡の碑を持つ本学の学生が、即位の地樟葉での「古代の都・枚方」を誇りとするまちづくりに参画し、その経験を京田辺のまちづくり(商店街再生)につなげることが期待される。行政レベルでは福井県は既に京田辺市へ協働を呼び掛けており、樟葉宮から筒城宮への遷都イベントに参画を予定している。この遷都イベントの企画・運営が、本学学生のエネルギーでその文化力を高めることに大きな期待がある。枚方市や京田辺出身の学生はもとよりコミュニティ、まちづくり、商店街再生、観光振興、広域ネットワーク、学社連携、パブリシティ等に関心を持つ学生の意欲あふれる参画を期待する。このゼミで文化力(社会参画力)に挑戦しよう。 |
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