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テーマ募集と選定一覧

2008年度プロジェクト科目テーマ

「食育と健康」(薬膳の食養生を中心として)

プロジェクト名「食育と健康」(薬膳の食養生を中心として)
科目担当者特定非営利活動法人 けいはんな薬膳研究所
井原 浩二
科目代表者工学部(2008年度より生命医科学部) 渡辺 好章

学生さんへ薬膳とは「旬の食材をバランスよく摂ることで自然治癒力を高め、病気になりにくい体質を作り、元気に天寿を全うする」食養生をいいます。医食同源・薬食同源はこの食養生のことです。この食養生の知識と具体的方法を身につけることで健康で豊かな人生を送り、周りの人にアドヴァイスできることは大変有意義なことです。
一年間の日本の医療費は40兆円といわれています。実に国家予算の半分に匹敵します。なおかつ年々増加しています。この現状の大きな要因が生活習慣病です。これは、日本人の体質を無視した戦後の食生活に大きな要因があります。体質にあった正しい食事の知識を身につけ、それを実践することで健康な人生を送る能力を習得することは、日本の将来を担う学生にとって大変大事なことです。
本講座では、まず薬膳の基本体系を勉強します。そして、季節に合せてどのような食養生をするのか、実際に季節の薬膳の食材・生薬に触れ、試食しながら勉強します(この為、五季の薬膳の体験が必要で、通年科目で実施します)。 薬膳の基礎になっている東洋医学を勉強します。最近は世界的視野で医療を見、良いものは積極的に取りいれる統合医療が注目されています。そして、究極の医療は「予防医学」です。予防医学専門医のお話を直接伺います。また、健康の基本は食事ですが、真の健康を考えるには広い視野で食事に隣接することも学ぶ必要があります。「食と気」「食と運動」「食と農」「食と住」を現地見学を中心に進めます。
上記の「食と健康」の幅広い知識をベースに、実際に社会に役立つ活動を行います。そのテーマは受講生が話し合い受講生自身で決定します。それは、「啓蒙運動として講演会の開催」「健康食のレシピを開発し実際に提供する」「食生活での悩みを聞いてアドバイスする」等幅広い活動が想定されます。そしてこれらの活動を通じて「企画・実行・検証」即ち「Plan・Do・See」の手法を習得します。
本講座から、「正しい食事で健康社会実現」の啓蒙運動をリードできる多くの人材が生まれることを期待します。 

開講校地京田辺校地
開講期間春学期・秋学期連結

受講条件特にありません
学生が準備(持参)するもの筆記用具等
学生の費用負担額
凡その目安とお考え下さい
あり(9,800円以内)
交通費(新田辺を起点として) 7,180円
薬膳の食材・生薬代(5回分として)2,500円 
授業時間以外の非定期授業の有無あり(4回以内)
保険(340円)加入要否必要あり
学外での授業の有無あり(4回以内)

定員内の場合の選考方法登録志願票と面接で選考する。
定員を超えた場合の選考方法登録志願票と面接で選考する。ただし、25名を超えた場合は登録志願票で選考する。
秋学期の追加募集の有無
秋学期科目で定員に空きがある場合
なし