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テーマ募集と選定一覧

2006年度プロジェクト科目テーマ

隠れた京都を探索する―上京を中心に―

プロジェクト名隠れた京都を探索する―上京を中心に―
科目担当者出雲路 敬直
科目代表者文化情報学部 鋤柄 俊夫

学生さんへ上京は京都の歴史のメッカである。
平安時代はその西南部に国家の重要施設の集まった平安宮がおかれ、天皇が暮らした内裏もその中にあった。鎌倉時代になると、武士を中心とした政治の本拠は鎌倉へ移るが、北野社から東へ続く五辻通と持明院大路の周辺には院の御所と貴族の邸宅が建ち並び、京都の政治をリードした室町時代の花御所はそれを引き継いだもので、現代に続く日本の文化の源流が寒梅館の地下に眠っている。さらにかつての平安宮と重なり合う場所に、豊臣秀吉は聚楽第を築き絢爛豪華な桃山文化がこの場所から創り出された。現在の京都に息づいている様々な伝統や文化というものは、すべてこういった深い歴史の所産によるものなのである。しかし現在、そういった確かな歴史に基づいた京都の文化は急激に消え去りつつある。
そこで本授業では、上京がもっているこのような多くの歴史資産に注目して日本文化の再認識を促し、さらにそれらを現在の地域社会と連動することで、現代社会に活きる歴史研究成果の創出を考えるものである。
具体的には、上京区を中心にして京都市内の史跡をまわり、地域毎に残されている祭や歳時記、食文化などの伝統儀式や生活文化を地域の方に直接取材し、既存の京都の歴史研究と比較検討する中で、歴史の表舞台には現れない、そして現在失われゆく、身近で根源的な京都の文化について考えていく。
取材したデータは編集し、上京歴史探訪館(上京区が事務局をつとめる上京歴史探訪館運営協議会が運営)でのさまざまな活動(ボランティア歴史ガイド、上京歴史探訪館webのコンテンツなど)につなげ、また上京区刊行の「上京一史蹟と文化」のコンテンツも目標とする。

開講校地今出川校地
開講期間秋学期

受講条件京都の歴史と生活に強い関心があること
学生が準備(持参)するもの 
学生の費用負担額
凡その目安とお考え下さい
あり
京都市内を移動する交通費程度
授業時間以外の非定期授業の有無あり(5回以内 学外は全て非定期)
保険(340円)加入要否必要あり
学外での授業の有無あり(5回以内)

定員内の場合の選考方法登録志願票と面談で選考する。
定員を超えた場合の選考方法登録志願票と面接で選考する。
秋学期の追加募集の有無
秋学期科目で定員に空きがある場合
あり(予定)