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テーマ募集と選定一覧

2006年度プロジェクト科目テーマ

サイエンス・メディエーションによる社会貢献

プロジェクト名サイエンス・メディエーションによる社会貢献
科目担当者特定非営利活動法人 けいはんな文化学術協会
科目代表者工学部 田中 和人

学生さんへメディエーション(Mediation)は、“仲裁、取り次ぎ”といった意味で、サイエンス・メディエーションとは、科学技術者と一般市民との間での科学技術情報の伝達を意味し、“橋渡し役(媒介者)”となるのがサイエンス・メディエーターです。
サイエンス・メディエーションが必要な理由は以下にあります。原子力発電や遺伝子組換え食品の例に見られるように、科学技術者が自明と思っていることであっても、一般市民の理解が不十分であるために、過大な不安感を抱かせたり、場合によっては社会的パニックを引き起こしたりする事が少なくありません。そのため、現在、専門家と非専門家の間に立って、科学技術情報をスムーズに一般市民に伝え、あるいは逆に一般市民の認識レベルを正しく専門家に伝えることを役目とする科学技術の媒介者(サイエンス・メディエーター)の養成が求められています。
本プロジェクト科目では、上記のような科学技術の専門家と非専門家の間の情報伝達に興味のある皆さんの受講を歓迎します。なお、この科目は、単にプレゼンテーションの技法を学ぶものではなく、受講者も理系・文系を問いません。理系の人は自らの専攻分野について違う分野の人に説明することで、専門外の人に自分の分野がどう映るかを体験することから始めます。また、文系の人は科学技術者からの情報が市民の認識とどこで食い違っているかを確認することから始めます。そして両者の分析を通して、科学技術の成果が全ての人に、科学技術の本質を共有してもらえるような社会にするためにどうすればよいかを皆さんとともに考えていくことができれば素晴らしいと思っています。
サイエンス・メディエーターの養成については、文部科学省の調査研究の中でも提言されており、これを全国の大学に先駆けて同志社大学で先導的に実施しようとするのがこの科目です。皆さんがその第一期生として誇りをもって受講されることを期待しています。なお、受講者の選考を登録志願票と面接で実施する理由は授業で取り上げるテーマを選ぶためです。

開講校地京田辺校地
開講期間秋学期集中
9月13日(水)、14日(木)、15日(金)を予定

受講条件市民の科学技術理解の増進を図ることが重要と考える文系・理系の学生
学生が準備(持参)するもの 
学生の費用負担額
凡その目安とお考え下さい
あり(交通費のみ)
授業時間以外の非定期授業の有無あり(1回以内)
保険(340円)加入要否必要あり
学外での授業の有無あり(1回以内)

定員内の場合の選考方法登録志願票と面接で選考する。
定員を超えた場合の選考方法登録志願票と面接で選考する。ただし、30名を超えた場合は登録志願票で選考する。