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テーマ募集と選定一覧

2019年度プロジェクト科目テーマ

キリスト教会と地域・社会の新たな関わりを提案する
~ソーシャル・インフラとしての教会・寺社のこれから~

プロジェクト名キリスト教会と地域・社会の新たな関わりを提案する
~ソーシャル・インフラとしての教会・寺社のこれから~
科目担当者加藤 良太
科目代表者政策学部 新川 達郎
学生さんへ わたしたちが学び、暮らす京都は、神道、仏教、キリスト教など、さまざまな伝統宗教の本山や教会・寺社が集まる宗教都市でもあります。これらの教会・寺社は、布教や信者の信仰生活の場としてだけではなく、地域の会合やお祭りなど地域住民の集い・つながりの場として、教育・福祉・様々な社会課題に取り組む拠点として、伝統的に役割を果たしてきました。それらの活動の中には、教会・寺社の枠を飛び出して、一般的に知られる教育機関、福祉団体、NGO・NPOなどへと成長したものも少なくありません。

 一方、昨今の教会・寺社は、現代社会の宗教離れ(例えば「葬式仏教」など)や、少子高齢化に伴う信者の高齢化などにより、信者の共同体としての存続に手一杯で活力が失われ、地域・社会のニーズをとらえた活動に力を注ぎづらい現状にあります。それでも、長年の信頼に培われた伝統宗教への期待は現在もあり、こども食堂やコミュニティカフェが教会・寺社で開かれたり、若い世代と教会・寺社を結ぶ文化的なイベント(例えば「いのり☆フェスティバル」「向源」「十夜フェス」など)が試みられるなど、現代のライフスタイルやニーズに合わせた、教会・寺社と地域・社会の新たな関わりを模索する動きも出てきています。

 このプロジェクトでは、京都・関西の教会・寺社での先駆的な事例に学びつつ、同志社の学園教会である「日本キリスト教団 同志社教会」(以下、同志社教会)の協力を得て、同志社教会やそれをとりまく地域・社会の状況やニーズを踏まえながら、同志社教会の教会施設を活用したイベント等を学生の手により企画・実施することで、キリスト教をはじめとした教会・寺社と地域・社会の新たな関わりを示し、ソーシャル・インフラとしての教会・寺社の今日的なあり方を提起することを目指します。また、同志社諸学校とも縁の深い同志社教会との協働を通じて、学生に同志社とキリスト教の関わり、とりわけ歴代の同志社人が大切にしてきた「社会と関わるキリスト教」のあり方を体感してもらうことも一つのねらいとします。

 なお、このプロジェクトでは、キリスト教や伝統宗教、教会・寺社を取り扱いますが、履修に際して、これらに関する予備知識や経験は問いません。むしろ、これまでの既成概念にとらわれず「現代のリアルなキリスト教・教会」と1年間じっくり向き合ってみよう、という気概のある履修生を求めます。ぜひ、ご一緒に取り組みましょう。

開講校地今出川校地
開講期間春学期・秋学期連結
履修条件1)現代のキリスト教や伝統諸宗教、教会・寺社のあり方や活動に関心があること。
2)地域や社会のさまざまな課題に関心があり、自分なりに取り組んでみたいという意欲があること。
学生が
準備(持参)するもの
特になし
学生の費用負担額
※凡その目安と
 お考え下さい
必要( 3,600 円 以内)
学外授業時の市内交通費 @600円×6 3,600 円
授業時間以外の
非定期授業の有無
あり(6回以内)
学外での授業の有無実施する(6回以内)
定員内の場合
の選考方法
登録志望者全員合格とする
定員を超えた場合
の選考方法
登録志願票で選考する
再募集実施の有無実施する
※ 再募集とは先行登録終了後、履修定員に空きがある場合にのみ、後日改めて履修希望者を募集する制度です。「実施する」と記載されていても先行登録の時点で定員を満たした場合、再募集は実施されません。
再募集の選考方法登録志願票で選考する