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2018年度クラスレポート

西陣のモノづくり産業の見える化と交流促進を通じた地域活性

Vol.1 2019.2.8

秋学期の活動の目的・目標

春学期の反省として、まず1つは広報をお忙しい地域の方に全てお任せしてしまったために工房めぐりの認知があまりされておらず、予想より参加者が少なかったことだ。アンケート回収数にも影響が出てしまい、今後の活動の道しるべとなるものが少なくなってしまったことも問題でした。もう1つ問題として、織姫七夕祭終了後、御旅所の掃除や交流会への参加人数の減少が挙げられる。この2つの観点から、
①西陣地域の方に広く知れ渡るものにすること
②私たちがコミュニティを作るのではなく、地域の方が新しいコミュニティを常に作っていけるようなキッカケになるものを製作することが必要だと考えた。

活動内容

西陣のモノづくり関係者を一覧化したマッピング制作

秋学期では上記の問題を解決するための手段として、西陣の若手クリエイターを紹介するマップを製作することに決定した。西陣地域のモノづくり関係者だけでなく地域住民の方にもクリエイターの存在を認知してもらい、モノづくり産業の見える化、またマップで知った新しい方との交流で、地域交流の活性化につなげていくことを目的としたマップである。製作したマップは、多くの方に手に取ってもらえるに、すでに存在しているいくつかの西陣コミュニティや京都市北区役所、同志社大学寒梅館など様々な場所に配布後、アンケートをQRコードにて実施、回収予定である。

マップ

秋学期の活動を終えて

「学生としてできること」というより社会人として活動する上で足りないことを実感する毎日だった。大学という枠組みを外しても社会に出せる企画・ものを作るために企画書を書き、メールの文面を作り、締め切りを自分で調べ、自分で足を運んで取材に行く。そういったことが自分達にいかに足りないか、力不足だったかを実感した一年だった。
逆にいうと、受け身ではなく自主的に行動して成し得た成果を感じた時は自分たちでも驚くほど楽しめるのだということを実感した実り多いプロジェクトだったと思う。
昨年を通した本プロジェクトで、西陣地域の方々をタテ・ヨコ共に繋げることに重きを置いた活動をしましたが、現段階としては地域の方々が全体的、主体的に地域活性化や発展を目標として交流を行えているわけではないと思う。
それを踏まえた上で、西陣地域の現状の課題は『主体的に取り組むことができる構造づくり』と考えている。タテ・ヨコを繋げた去年からまだ月日があまり経ってないこともあり、私たちの活動がどう地域を変えたかはまだはっきりとはわかりませんが、今回のような工房・クリエイター同士の交流や他の新たな企画などを"継続"を続けることが必要だと感じている。

報告者:クラスレポート担当  向山和寿(法学部3年次生)