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2018年度クラスレポート

プロバスケで地域を盛り上げよう!~社会的課題をスポーツで解決

Vol.1 2019.2.7

プロジェクトの目的

現在日本では2020年の東京オリンピックの開催を控え、国民のスポーツに対する関心が高まってきています。また国内のプロスポーツチームに目を向けても、プロ野球の広島カープやJリーグの川崎フロンターレといった地域密着型のチームが大きな成果を挙げていることからスポーツは我々の生活に溶け込みつつあると思われます。そういった流れの中でスポーツチームによる地域への貢献、CSR活動はより重要度を増してきているのです。
私たちはこういったCSR活動の一環として、京都のプロバスケットボールチームである京都ハンナリーズの力を使い京都が抱える問題を解決できないかと考え、活動してきました。

活動内容

春学期
地域課題の調査と解決策

春学期は情報収集と企画立案を行いました。
まずは京都の地域課題を洗い出すために各自で京都の地域課題を調べてきて発表し、情報を共有しました。そこでは主に 観光(観光客の時間帯、季節による集中)、交通(バスの混雑)、スポーツ(プロスポーツの不浸透、ボランティアの不足)、生産面(生産人口の県外流出)の4つの面から問題が挙がりました。
その後、地域課題の現状を把握するために各市役所を回りヒアリングを行い、そこで出てきた各課題を改善するための施策案5つを考え、企画書の形に起こし、協賛していただいたハンナリーズに報告、相談したところで春学期は終わりました。

市役所でのヒアリング
施策案の検討
企画書の検討
秋学期
施策の実施

秋学期に入ってからは、春に出た施策の絞り込みを行い、観光客の分散を目的にした朝活観光の奨励活動に決定しました。朝活観光を奨励するために各々朝活コースを設定し、webサイトを開設、パンフレットを作成し市の観光案内所やホテル、ゲストハウスなどに置いてもらうなどの広報活動を行うことで朝活観光という新しい試みを多くの人に知ってもらうよう努めました。結果webサイトの閲覧回数は一万回を超え、これらの広報活動がある程度実を結んだと実感するとともに、ハンナリーズ経由でこの活動を知ったというSNSでの反応を見て、地元のスポーツチームであるハンナリーズの持つ影響力の大きさを感じました。これらの活動から私たちはプロスポーツチームによるCSR活動の意義を身をもって感じ、これからもCSR活動は継続的に行っていくべきとの結論に達しました。

朝活観光ルートの取材
朝活観光ルートの取材
パンフレット制作
感想

企画を実行した際に苦労したのがタイムスケジューリングとこの科目のテーマの難しさです。
秋学期の序盤では朝活とは別の企画を計画進行していたのですが様々な事情により諦めざるを得なくなり、朝活企画に移行したのが11月。そこから二か月で観光コースの設定、撮影、webサイトパンフの作成etc…。時間がない中、全員で協力することにより無事企画は完成しましたが、綿密な計画を立て前倒しで行動することの大切さを肌でました。
またこの科目のテーマである「スポーツ」と「地域課題の解決」を結びつけることはとても難しく、特に成果報告会で「ハンナリーズでなくてはならない理由」を理解してもらうのに苦労しました。
様々な面で苦心した今回のプロジェクト科目でしたが、一年間やり遂げた達成感や、主体的に考え行動する姿勢など、普段の講義では得られないような学びがたくさんありました。今回学んだことを今後の学校生活、ひいては社会に出てからも活かして行けるよう頑張りたいと思います。

報告者:クラスレポート担当  江澤高志さん(商学部2年次生)