2018年度クラスレポート
スポーツイベント企画・運営のマーケティング実践
~生涯スポーツの推進に向けた陸上競技大会の開催~
Vol.1 2018.8.8
メンバーがイベントで果たしたい思い
全員が共通している思いは陸上競技の良さを伝えたいということである。
具体的には、イベントを通して年齢を重ねても続けやすいマラソンや、ジョギングなどの生涯スポーツを始めるきっかけにしてほしい。陸上の良さ、楽しさを知らないのは損だと思う。身近な人に楽しさを身をもって感じてほしい。運動不足の人に、運動を始めるひとつの選択肢として陸上競技にふれてもらい、生涯スポーツとして始めるきっかけにしたい。陸上競技=きついだけというイメージを変えたい。陸上競技の走る、練習することの楽しさを知ってほしい。スポーツ(今回のイベントでは陸上)の楽しさを知ってもらい、生涯スポーツとして続けてほしいなど、メンバー各々以上のような思いを持って取り組んだ。
ゲストスピーカーの講義
大阪国際大学教授の高見彰教授、元陸上日本代表選手で、現在はご自身で陸上競技のイベントを企画している西田隆維さん、吉澤永一さん、関西ワールドマスターズゲームズ事務局の早雲浩貴さん、ワールドマスターズゲームズ10km優勝者の曽野政男さんにご講演していただき、イベント企画の際には、様々な視点から考え、自分たちにしかできない企画を作成し、さらに参加者と自分たちが楽しむことができるプログラムを考えることが必要であることを教えていただいた。
イベント企画
大学生への陸上に対するイメージ調査から、陸上競技がきついというイメージをもたれる原因は、陸上競技が競技スポーツの一面しか見られていないことにあるという推測をした。そこで、春のイベントでは参加者に陸上競技=きついだけのイメージを変えてもらうため、生涯スポーツの一面を中心にプログラム内容を構成した。また、イベント終了時には参加者も自分たちプロジェクトメンバー自身も楽しかったと思えるイベントの企画を目指した。
イベント開催
メインイベントとして「走ってアンサー」を行った。体力レベルに合わせたチームに分かれ、チームごとに設定した目標タイムを切れるかどうか、クイズに正解したかどうかでポイントを競った。ただ走るだけでなくチームでクイズの答えを相談しながら走ることで走ることへの抵抗をなくし、また、チーム戦にすることでコミュニケーションを図り、さらに、チームごとに設定タイムを用意することにより、走りきった後の達成感、爽快感を感じてもらうプログラムを作成した。
イベントの振り返り
今回行ったイベントでは、チーム戦を中心としたプログラムを行ったため、参加者全員から「コミュニケ―ションを取ることができた」という回答をえられた。 また、私たちが考えていた、達成感・爽快感といった陸上競技の良さを感じてもらうことができたということも分かる。 今回の参加者層が全員陸上経験者であったが、陸上競技の良さを再確認してもらうことができ、このイベントは、私たちの本来の目的である陸上競技の良さを伝えることを達成することができたのではないだろうかと思う。
しかし、陸上未経験者の興味を引くような告知を行うことが出来ず、経験者のみの参加になってしまったこと、SNSの効果が少なかったことなどが反省点としてあげられた。
秋のイベントでは、陸上競技未経験者の集客方法についてさらに検討し、陸上未経験者でも来てもらいやすい、始めるきっかけになるようなプログラムを考え、また、SNSを活用し、今まで陸上競技に触れたことのなかった人に私たちのプロジェクトを知ってもらい興味を持ってもらうさらに満足度を得られるイベントの企画を目指す。
報告者:クラスレポート担当 片山若奈さん(スポーツ健康科学部3年次生)