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2015年度クラスレポート

京都発!補助犬ガイドブック作成プロジェクト

Vol.1 2015.8.3

私たちのプロジェクトでは、補助犬ガイドブックを作成し、補助犬ユーザーの受け入れ拒否をなくすことを目指しています。2002年に制定された「身体障害者補助犬法」によりだれもが普通に出入りできる施設には全て同伴できると定められていますが、まだまだ受け入れ拒否が起きているのが現状です。今学期は主に補助犬に関する現状の理解、課題や問題点の発見に努めました。
春学期の活動内容
ゲストスピーカー ~盲導犬ユーザー~
現役の盲導犬ユーザーの方と元盲導犬ユーザーの方の2名をゲストスピーカーとして招きました。盲導犬がどのような存在か、どのぐらい世話が大変なのかなど盲導犬に関することを教えていただきました。また、お話を伺っていく中で視覚障がい者に対する心の「壁」の存在を感じ取ることができ、非常に勉強になりました。

京都発!補助犬ガイドブック作成_vol.1_画像1


オープンデー
4月29日に関西盲導犬協会が主催するチャリティイベント「オープンデー」に参加しました。私たちは、クイズを用いて遊びながら盲導犬について学べる「盲導犬すごろく」を考案し、運営しました。多くの子供たちがクイズに真剣に取り組み、楽しんでくれました。準備期間を通じ、私たちも多くの知識を得ることができました。また、当日の空き時間には盲導犬ユーザー、視覚障がい者の方々と意見交換することもでき有意義なものとなりました。

フィールドワーク ~銀閣寺~
6月初旬に盲導犬を実際に連れて銀閣寺を訪れました。警備員の方は少し動揺されていましたが受け入れに関しては何も問題ありませんでした。中に入り、調査していくと道順がややわかりにくい、道幅が狭い、階段の段差が不揃いなど、目の見えない方が歩くのは少し大変だと感じられました。また、手すりが設置されていたり、道が舗装されている部分もあり、ある程度対策はとられているようでした。寺社仏閣において、どのような対策が必要で有効なのかを考えるきっかけになりました。

京都発!補助犬ガイドブック作成_vol.1_画像2


アンケート調査
私たちは受け入れ側の声を聞くために公共交通機関、宿泊施設、寺社仏閣の3班に分かれアンケート調査をしました。調査によって補助犬法の認知度が高いことがわかりました。しかし、補助犬の受け入れに抵抗のある施設も少なくなく、宿泊施設では不安に思うこととして「吠えないか」、「排泄」などが挙がり、寺社仏閣では受け入れに抵抗がある理由として「重要文化財だから」、「職員の数が少ない」などが挙がりました。アンケート調査を通じ、なぜ受け入れ拒否が起きているのかを把握することができ、目指すべきガイドブックの方向性が見えてきました。
今後の取り組み
夏休み中、チームごとにフィールドワークを実施し、ガイドブックの中身を詰めていくつもりです。9月末にガイドブックを完成させる予定です。秋学期は多くの受け入れ側にガイドブックを配布し、一定の期間を設けて課題点などの調査をして、その後見つけた課題を改善し、より洗練されたガイドブックの完成を考えています。

報告者:クラスレポート担当 森実 尚紀さん(経済学部3年次生)