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2015年度クラスレポート

絵本百花~最愛の1冊に出会うプロジェクト~

Vol.1 2015.8.8

私たちの春学期でのプロジェクトは、まず絵本を読む、絵本読書会から始まりました。授業時間にたくさんの絵本をメンバー内で読み、意見を交換し合いました。そこでは、初めて会ったメンバーとの交流だけでなく、絵本の魅力・特性を理解するという目標のもと、絵本のどんなところが魅力で、どんな特性がそこにあるのかを先生からもアドバイスをいただきながら、意見交換をし、考えました。
そして、第一のイベントとして、絵本読書会で学んだことを活かして大学生内で絵本の魅力を伝えるイベントを行いました。場所はbe-京都をお借りして、三班に分かれてそれぞれがイベント内容を考え、準備した成果を発表しました。
C班
三班のそれぞれの内容としては、A班は、昔あそびをテーマとした大きな手作り絵本やそこから出て来る、ブンブンゴマやお菓子を用いて絵本の世界に私たちを引きずり込ませ、絵本がどのようなものかということをメンバーに伝えてくれました。次に、B班はペープサートという技法を用いて三次元の現実の世界と二次元の絵本の世界をつなげ、絵本の魅力を伝えました。最後にC班は、絵本のキャラやモチーフの魅力を知ってもらうために、何冊かの絵本のキャラを手作りの仕掛けから探してもらう宝探しゲームを行いました。
A班
B班
そして、第二の、さらに春学期最大のイベントとして、同志社幼稚園でのイベントを行いました。そこでは、絵本読書会や、メンバー内で行った第一のイベントで学んだことを活かして、「絵本の楽しみ方の提案・提供」という目的を達成するために絵本のある空間を園児に提供することを試みました。内容としては、同志社幼稚園の年長組を対象に、私たちの考案したストーリーに合わせて飛び出す家を作ってもらい、最終的にはオリジナルの仕掛け絵本に仕上げてもらうというものです。仕掛け絵本の一部分が飛び出す家になっており、その家に私たちの作成した小さな家具とミニ絵本を配布して園児の発想に任せて配置させました。そうする事で、どんな空間で絵本を読みたいかを園児たちが自由に創造できるようにしました。また、仕掛け絵本を作るというイベントの空間と、園児たちが仕掛け絵本の中に思い描く“絵本のある部屋”という空間を創造する二重構造をつくり、制作過程を通して、園児に絵本に親しむきっかけを提供したいと考えました。
園児と一緒に絵本の仕掛けづくりを行う様子
園児と一緒に絵本の仕掛けづくりを行う様子2
このイベント後、メンバー内でフィードバックを行い、反省点・評価点、そして今後の目標について話し合いました。そこでは、園児たちの能力をうまく引き出せなかったなど反省点も多く出ましたが、それ以上に園児たち子ども世代が私たち大人世代とでも絵本を通して話ができるといった、「絵本が世代間のギャップを埋める」ということや、ゲーム機器など遊びの文明が発達した現代においても、園児たちが絵本にまだまだ興味を持ってくれているという「絵本が持つ独特な魅力」や、実際に子どもたちが細かい仕掛けを好んでくれたことからなど、絵本のどんなところに子どもたちが興味を持つか、など様々な収穫を得ることができました。
これらの春学期での成果をもとに秋学期は、一般の方に向けた大きなイベントを行うつもりです。そこでは私たちが学んだ絵本の魅力、特性を伝え、絵本に触れ合う・親しむ場所を提供することで、多くの人に絵本を好きになってもらうこと、そして最愛の一冊に出会えるような機会を作ることを目標としています。

報告者:クラスレポート担当 米奥 彩乃さん(文学部3年次生)