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2015年度クラスレポート

コミュニティをデザインする~家から始める居場所づくり~

Vol.1 2016.2.8

A) 背景・目的
近年、特に若者の間では、学校や家族・職場・地域社会以外の場所で”第3の居場所”を求める動きが活発化している。これは、少子高齢化や地縁血縁関係の希薄化などにより、家族や社会におけるコミュニケーションの減少が進んでいることが背景にあると考えられる。本プロジェクト科目では、居場所づくり(=コミュニティ作り)の活動の意義を見つけることを全体の目的と定めた。
B) 実施計画・スケジュール
2015年
10月17日(@学森舎)               
「居場所とアート 住み開き」 ゲスト:アサダワタル氏
10月19日(@オープンスペース新大宮)
新大宮商店街の見学 ゲスト:片桐直哉氏
10月30日(@REDIY) 
「多様なコミュニティと価値観」
ゲスト:扇沢友樹氏、ちゃんもも氏、 藤本憲司氏
12月5日 (@大阪市淀川区役所)
「自分らしくいられるコミュニティ ~LGBT~」
ゲスト:堀川歩氏、白方氏、松山氏
12月7日 (@バザールカフェ)           
「自分らしくいられるコミュニティ ~宗教~」
ゲスト:木村氏、加藤氏
12月12日(@学森舎)               
イベント企画のコンペ  ゲスト:イシマルアキコ氏
12月14日(@今出川キャンパス)          
「欧州のスクウォッティング」 ゲスト:山森亮教授
12月17日(@バザールカフェ) 【インタビュー】
12月21日(@京都リサーチパーク町屋スタジオ)   
「コワーキングスペース コミュニティと新事業」
ゲスト:田中裕也氏
12月23日(@ナミイタアレ) 【インタビュー】
12月26日(@本町エスコーラ) 【インタビュー】
図
活動写真
活動写真
活動写真
C) イベントの企画立案・実施   (12月12日のコンペから2案を実施)
(1) 「シンプルに生活したいと思いませんか~ミニマムな2016年をあなたに~」
日時・場所: 2016年1月24日 14:00~16:00 ・ 学森舎
概要: 情報やものがあふれる現代に、「ミニマリスト」という生き方を知り、
よりシンプルな自分らしい生き方を見つける。
振り返り: 中村さん、鳥居さんの2名をゲストに迎え、ミニマリストという生き方や、そこに至るまでのストーリーを話して頂いた。ゲストのお話をきっかけに、「何かを変えたい」という共通点だけで、他人同士だった参加者が新たなコミュニティを作り出していく様子が見えた。

(2) 「ブッキョウフレンド」
日時: 2016年2月5日 17:00~20:00
概要: 仏教を広めたいという学生の願いを叶え、悩める大学生の悩みを解消する
振り返り: 漠然と悩みを抱える同志社大生と仏教に熱い思いを注ぐ龍谷大生の掛け合わせるコトで「ブッキョウフレンド」のイベントを実現することができた。今回の企画から今まで全く異なる人生を歩んできた両者が新たな関係性を築いていくことを期待したい。
図
活動写真
イベントポスター
D) 成果・達成度
「シェアハウス」や「ゲストハウス」・「コミュニティカフェ」、「コワーキングスペース」のような“居場所づくり”の活動にかかわる方々をお呼びし、様々な活動について学んだ。さらに、コミュニティに関わる4種類の授業について授業計画から携わることで、テーマについて深く学び、居場所(=コミュニティ)に関する多様な視点を得た。
特に4度の授業計画においては計画のみならず、事後アンケートや事後インタビューも行った。そこでは授業前後での参加者の意識の変化や、授業だけでは見えてこなかった社会背景などを得られ、授業をより厚みのあるものとすることができた。
講義をしてくださる方や訪問先によってさまざまな特徴があり、その場その場で「コミュニティ」という言葉のニュアンスは異なっていた。しかしその差異こそがコミュニティ作りの根幹に関連し、我々の生活をより豊かにしてくれるのではないだろうか。
そして上記を踏まえ、自分たちで空きスペースにおける企画を行うことで、実践を通して居場所づくりの方法論を学んだ。また、企画を自らの手で考えて自らの手で実行するというのは、「ゼロから何かを生み出す」ということである。これは非常に困難な点がいくつも存在するものの、チームとして1つのものを作り出す楽しさや個々の責任感を実感しつつ、何事にも代えがたい達成感を得ることができた。
E) プロジェクトを通じて学んだこと
そして居場所作り(コミュニティ作り)の意義を目的として行ってきたこの授業であるが、「社会や人に多くの可能性を提供すること」が意義として定められるのではないか、という結論に至った。見知らぬ人と人とがと繋がるということは多くの可能性を秘めており、その繋がりによって何かしらの変化を起こすことができる。その変化を起こす仕掛け作りこそが、居場所作りなのではないだろうか。

報告者: クラスレポート担当 河野 未有 さん (商学部4年次生)   平木 優和 さん (経済学部2年次生)