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2015年度クラスレポート

東洋医学で京田辺を健康にするプロジェクト

Vol.1 2016.2.1

目的・概要
病気になってから治すのではなく、病気にならないような体質をつくる伝統医学、それが東洋医学です。東洋医学は食事や運動など、日常生活に密着した健康づくりの考え方で、現代日本で抱えている生活習慣病や医療費の拡大といった問題を背景に見直されつつあるアプローチとなっています。
健康に不安があっても、具体的な対策を行っている人は少ない。そんな調査結果に基づいて、私達は京田辺市民をはじめとする身近な人々に日々の健康を意識してもらうきっかけと方法を提示するため、「東洋医学の正しい知識を広めること」「日常生活に役立ててもらえるようにすること」を目標に活動を行ってきました。
春学期活動概要
春学期は主に、東洋医学の知識を学ぶことを中心に行いました。先生からの配布資料をもとに講義形式で東洋医学の基礎を学び、各自で調べ学習をする形で東洋医学についての知識を集めました。
また、健康づくりにかかせない「食」について見直すために、京都府立大学附属農場の一画をお借りして菜園活動を行いました。旬の野菜を育てて食べることで、健康づくりについての企画を立てる前に、自分たちの健康を考え直す機会になりました。
秋学期活動概要
秋学期は、今まで学んだ知識をいかに還元していくかということを考え、イベントを行うことを中心としました。誰を対象にするのか、どのような形で東洋医学を広めるか、どんなものがあれば東洋医学を身近に感じてもらえるかなどについて話し合いました。
その結果、(1)京田辺キャンパスの同志社生協の学生食堂に協力していただいた体質チェックアンケートの実施と、体質にあった食堂メニューの紹介、(2)京田辺市民向けの東洋医学勉強会の実施、(3)薬膳カレンダー&東洋医学基礎用語集配布企画、の3つの企画を行うこととなりました。
*東洋医学勉強会について
「カラダにやさしい冬の健康勉強会」と称し、東洋医学の知識に関する勉強会を実施しました。東洋医学の中でも薬膳とツボについて知ってもらうため、薬膳料理を実際に調理して食べる「薬膳料理教室」、ツボ押しを実演し、参加者の方にも一緒に体験してもらう「ツボ押し講座」を行いました。参加者募集のために広報きょうたなべに掲載してもらったり、他プロジェクト「空き店舗を活用した地域活性化II」さんのイベントの場をお借りしたり、市内にポスター掲示したりしました。イベント内で使用した資料は参加者の方に持ち帰ってもらい、さらに企画の1つであるカレンダーと用語集の配布も行って、今後の生活に役立ててもらえるように考えました。
活動写真
活動写真
活動を通して
春学期は知識を学び、秋学期はその知識を広めることを考えました。特に紹介した勉強会では、準備不足により参加者の方々にご迷惑をおかけしてしまった部分もありましたが、参加者の方々は興味を持って東洋医学について質問してくださり、勉強会の内容にほとんどの方が満足していただくことができました。
このプロジェクト活動を通して、私たちは人の優しさを知りました。イベントの参加者の方々、菜園活動を行っている農場の先生方、ご教授頂いた先生方、関わってくださった方々が優しく温かく接してくださったからこそ成功することが出来たプロジェクトであったと考えています。
連絡不足やメンバー間での意見の相違、少人数故のタスクの重複に苦労する場面はたくさんありましたが、根拠に基づいてみんなで話し合い、やりたいこととできることを鑑みて、自分たちのできる限りのことを実行に移し、成功させることが出来たときの達成感は本当に素晴らしいものでした。また、自分たちの成果が成果報告会で他者から評価を受け、自分たちにない視点から改善点やアドバイスをもらったことも学びとなりました。
東洋医学を広めるという私たちの目的はまだ十分ではなく、これからも東洋医学を学び、継続的に知識を広めたり生活に取り入れてもらうための工夫を考えていく必要があります。どのようにしたら受け入れてもらえるか、身近に感じてもらえるか、そういった点を考慮して、もっと多くの人に東洋医学を実践してもらえるようにすることがこのプロジェクトの今後の課題であると考えます。

報告者:クラスレポート担当 佐藤 菜都子さん (心理学部3年次生)