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2014年度クラスレポート
かみぎゅうくんをプロデュース -ゆるキャラ活用で地域活性化-
Vol.1 2014.8.8
【本プロジェクト科目の目標】
【能舞台フェスタ 今宮神社御旅所について】

かみぎゅうくんの認知度向上のため最初に全員で取り組んだイベントが、5月3日に今宮神社の御旅所で行われた能舞台フェスタです。舞台では主にクイズ大会を実施し、かみぎゅうくんをPRしました。また、かみぎゅうくんがその体を使ってどんなことを実践できるか、「できるかなクイズ」も行いました。目隠しをしてボールをたたいたりした実演クイズは好評で、他大学のダンスサークルも飛び入り参加してかみぎゅうくんとコラボレーションするなど、初舞台としては無事成功をおさめることが出来ました。また舞台以外では、会場を回ってかみぎゅうくんの写真撮影も行われました。
全体的には成功と思われた舞台でしたが、反省点もいくつかありました。特に出店ブースの周りを歩いたときなどは、かみぎゅうくんの名前がわかるものを何一つ持っていなかったため、フェスタの関係者にも、来場者にも「何か“ゆるキャラ”がいる」ことはわかってもらえたとしても、名前まで覚えて貰えなかったことが一番の反省点でした。そこから今後はかみぎゅうくんの名前がわかるような名刺を作ったり、かみぎゅうくん自身がかけられるようなたすきを用意したりといった工夫をしようという声があがりました。
【能舞台フェスタ 今宮神社御旅所について】

初のイベントを終えて手応えは感じつつも、「では実際にかみぎゅうくんは現在どのぐらい知られているのだろう」という疑問が私たちプロジェクトメンバーの中で生まれました。そこで今度はかみぎゅうくんの知名度を測るアンケートを実施することになりました。調査は私たちメンバー自身がアンケート用紙を作成、配布して、上京区の商店街や区役所、そして同志社大学などで行いました。その結果、およそ4分の3の人たちがかみぎゅうくんを知らないという結果が判明しました。同じく京都府のマスコットキャラクターである「まゆまろ」についても調査してみたのですが、4分の3の人たちが知っているという結果で、同じ京都のマスコットキャラクターでも圧倒的な差を見せつけられました。

こうしたアンケート結果を受けて、私たちが考えたのは「地域活性化のためにかみぎゅうくんを使うとしても、まずはかみぎゅうくん自身の認知度をあげないと、上京区の方々に使おうと思ってもらえないのではないだろうか」ということです。そこでこの結果を受けて、私たちは春学期の目標を「かみぎゅうくんの認知度向上」にし、その目標を達成するため、メンバーを製品コラボ班、音楽班、外回り班の3班に分けて活動をスタートさせました。
【各班ごとの活動】
- 製品コラボ班
製品コラボ班では現在、かみぎゅうくんのデザインや名前をモチーフにした商品の開発を地元の人々に働きかけています。そして現在、上京区内にあるお店や同志社大学の生協とのコラボレーションの実現に向けて、話し合いを進めています。 - 音楽班
音楽班では、かみぎゅうくんのテーマソングを作ろうと、シンガーソングライターとともにメロディーを作成中です。歌詞や振り付けなどは私たちメンバーでそのメロディ-に合わせて作成する予定です。 - 外回り班
外回り班では、かみぎゅうくんを知ってもらうために、様々な場所へ出かけかみぎゅうくんと共にPR活動に励んでいます。春学期は同志社大学構内で3回活動したほか、伏見プロジェクトおよび飲酒文化概論プロジェクトと共同で祇園祭にも参加しました。
【出町桝形店街七夕祭りについて】

班ごとの活動を生かし、春学期最後に再び全体で行ったイベントが、上京区の商店街の方々と協力した出町桝形商店街の七夕祭りです。かみぎゅうくんが七夕祭りで催し物をすることに対する快諾を得ることは、容易いものではありませんでした。私達の想いを伝えるために、理事会へ何度も足を運びました。そして、かみぎゅうくんのクイズ大会をするスペースと時間をいただくことができました。当日は子ども達を中心として多くの人々がクイズに参加してくれました。

またかみぎゅうくんの写真撮影も行いましたが、今回は今宮神社御旅所での反省を活かして、かみぎゅうくんの名前がわかるように名刺を配りました。名前を知らないという人が多かったことを問題として捉え、それを解消する為に名刺配布を行ったことは、知名度アップに繋がったと思います。
かみぎゅうくんの活動以外で、商店街のヨーヨー釣りの出店のお手伝いするなど、地域の方々との繋がりが深まったと感じています。
かみぎゅうくんの活動以外で、商店街のヨーヨー釣りの出店のお手伝いするなど、地域の方々との繋がりが深まったと感じています。
【成果報告会にて】

7月27日に京田辺校地にて、春学期成果報告会がありました。私達はポスター2枚に加えて、レジュメ、かみぎゅうくんの名刺、宣伝用のチラシ、アンケート集計結果を用意して報告会に望みました。また、プロジェクト紹介の場面では、かみぎゅうくんも参加して、会場を多いに沸かせました。

私達は春学期の途中から、上京区にかみぎゅうくんをアピールするために3つの班に分かれて活動していました。そのため、ポスターセッションで自分の担当外の所を尋ねられてもきちんと答えることができるように、「情報共有」を徹底していました。その結果、ポスターセッションではひとりひとりが来場者の方へ自分自身の言葉で私たちのプロジェクトについて説明することができたのではないかと思っています。
「ひとりひとりが主役」ということを大切にプロジェクトを進めてきましたが、メンバーひとりひとりが積極的に協力し合って、様々な活動を行うことができました。その成果が、優秀賞と特別賞(CNS賞)のW受賞という結果に表れたと感じました。
【秋学期に向けて】
春学期はアンケート結果の分析から、上京区を中心にPRしてきました。そして、その中で地域の方々と連携しながら活動を進め、少しずつ地域の方々との繋がりを深めてきました。秋学期はこの活動にプラスして、①上京区以外の人々へのアプローチ、②「ゆるキャラグランプリ」に向けた取り組み、③かみぎゅうくんを中心とした大きなイベントの実施を考えています。
春学期はアンケート結果の分析から、上京区を中心にPRしてきました。そして、その中で地域の方々と連携しながら活動を進め、少しずつ地域の方々との繋がりを深めてきました。秋学期はこの活動にプラスして、①上京区以外の人々へのアプローチ、②「ゆるキャラグランプリ」に向けた取り組み、③かみぎゅうくんを中心とした大きなイベントの実施を考えています。

まず1つめに関しては、かみぎゅうくんの稼働場所を上京区だけに留めず、観光地なども取り入れようと考えています。また2つめにあげた「ゆるキャラグランプリ」はかみぎゅうくんの認知度向上を一度測ることができるいい機会だと捉えています。それに向け、より広い視野でのアピール活動が今後必要になってくると考えられます。最後に3つ目のイベントでは京都全体に影響を与えることができるようなイベントにしたいと考えていて、私たちがプロジェクトを終えた後もずっと続いていくようなイベントを実施する予定です。
ゆるキャラプロデュースは決してゆるいものではありません。しかし、ゆるキャラは多くの人々を笑顔にすることができます。地域との結びつきを大切にしながら、今後も波瀾万丈ゆるキャラプロデュース作戦を行っていきたいと思っています。
報告者:CNS担当 山田 紗生さん(法学部4年次生)
報告者:CNS担当 山田 紗生さん(法学部4年次生)