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2014年度クラスレポート
京都発のキリスト教祭服を世界に発信する
Vol.1 2015.2.8
1.目的・概要
現在、日本において、結婚式はチャペルで行われることが多く、ウェディングドレスやタキシードの制作にはたくさんのファッションデザイナーやメーカーが参入し、意匠が凝らされており、バリエーションも豊かです。しかし一方で、司式者の祭服は画一的であり、ほぼ全て海外のカタログやネットからの取り寄せであるという現状があります。
そこで、キリスト教主義の同志社大学に在籍する私達と、 友禅染の老舗千總が共同して、キリスト教文化と京都の伝統産業の技術と美意識の異文化コラボレーションを実現させた、京都だからこそできる今までに無い祭服を作り発信します。
現在、日本において、結婚式はチャペルで行われることが多く、ウェディングドレスやタキシードの制作にはたくさんのファッションデザイナーやメーカーが参入し、意匠が凝らされており、バリエーションも豊かです。しかし一方で、司式者の祭服は画一的であり、ほぼ全て海外のカタログやネットからの取り寄せであるという現状があります。
そこで、キリスト教主義の同志社大学に在籍する私達と、 友禅染の老舗千總が共同して、キリスト教文化と京都の伝統産業の技術と美意識の異文化コラボレーションを実現させた、京都だからこそできる今までに無い祭服を作り発信します。
2.活動報告
○祭服の制作
春学期に行った見学で、日本という土地に根ざした和風な教会建築や、京都西陣織の技術と美意識が結晶した、京都ならではの祭服を見て、地域的な要素をも取り入れることのできる祭服の可能性を発見することができました。
○祭服の制作
春学期に行った見学で、日本という土地に根ざした和風な教会建築や、京都西陣織の技術と美意識が結晶した、京都ならではの祭服を見て、地域的な要素をも取り入れることのできる祭服の可能性を発見することができました。

そして、私達は祭服の中でも、宗派・階級または時代の状況を超える最大公約数と言えることのできるストールを製作することを選びました。私たちが作るストールによって、今という「点」ではなく、現在から将来に渡る「線」で新たな可能性を示すことができると考えました。
学生がデザインを考え、それを千總の制作部の方に図案化していただきました。祭服が完成するまでのいくつもの工程も見学に行き、完成までを、自分たちの目で見届けました。
学生がデザインを考え、それを千總の制作部の方に図案化していただきました。祭服が完成するまでのいくつもの工程も見学に行き、完成までを、自分たちの目で見届けました。
○広報活動
見学を通して学んだことを踏まえて、私たちは新たな祭服を通して伝えたいことを以下の3点に決定しました。
1.キリスト教祭服を京友禅で制作するという革新性
2.キリスト教文化と日本文化の融合の試み
3.工程を重ねるごとに発展する京友禅の美しさ
これらを「発信」するために、メディアや留学生が多く集まる施設等で広報活動を行いました。
見学を通して学んだことを踏まえて、私たちは新たな祭服を通して伝えたいことを以下の3点に決定しました。
1.キリスト教祭服を京友禅で制作するという革新性
2.キリスト教文化と日本文化の融合の試み
3.工程を重ねるごとに発展する京友禅の美しさ
これらを「発信」するために、メディアや留学生が多く集まる施設等で広報活動を行いました。
○制作発表イベント
2014年12月18日に、同志社大学クラーク記念館 クラーク・チャペルで制作発表イベントを行いました。完成したストールはもちろんのこと、今までの活動をまとめたパネルや、京友禅の着物などを展示しました。また、神学部の関谷先生のご協力のもとで、実際にストールを着用してもらい行った模擬結婚式の映像を流しました。さらに、事前にキリスト教の様々な宗派にヒアリングに行き、いただいた意見をまとめたものを展示し、ストールの可能性の検証を行いました。
2014年12月18日に、同志社大学クラーク記念館 クラーク・チャペルで制作発表イベントを行いました。完成したストールはもちろんのこと、今までの活動をまとめたパネルや、京友禅の着物などを展示しました。また、神学部の関谷先生のご協力のもとで、実際にストールを着用してもらい行った模擬結婚式の映像を流しました。さらに、事前にキリスト教の様々な宗派にヒアリングに行き、いただいた意見をまとめたものを展示し、ストールの可能性の検証を行いました。

3.プロジェクトを通じて
キリスト教の教会や、お寺や神社の見学では、普段なかなか目にすることのできない祭服を見せていただくことができ、祭服を作っていく上で必要なことを学ぶことができました。また、京友禅の工房見学では、職人が前段階までの職人の意図を汲みつつ、さらにデザインを発展させることで、工程を重ねるごとに、より素晴らしい作品に仕上がっていくのを自分たちの目で見ることができ、京友禅の素晴らしさを改めて感じました。
また、広報活動では、企画書やポスターの制作はもちろんのこと、メディアや施設に電話をかけたり、実際に足を運んだりして行動力の大切さを実感しました。
制作発表イベントはあいにくの雪でしたが、たくさんの方にお越しいただき、また、KBS京都さんに取材・テレビ放映していただきました。
報告者:CNS担当 柚木 佳奈子さん(経済学部2年次生)
キリスト教の教会や、お寺や神社の見学では、普段なかなか目にすることのできない祭服を見せていただくことができ、祭服を作っていく上で必要なことを学ぶことができました。また、京友禅の工房見学では、職人が前段階までの職人の意図を汲みつつ、さらにデザインを発展させることで、工程を重ねるごとに、より素晴らしい作品に仕上がっていくのを自分たちの目で見ることができ、京友禅の素晴らしさを改めて感じました。
また、広報活動では、企画書やポスターの制作はもちろんのこと、メディアや施設に電話をかけたり、実際に足を運んだりして行動力の大切さを実感しました。
制作発表イベントはあいにくの雪でしたが、たくさんの方にお越しいただき、また、KBS京都さんに取材・テレビ放映していただきました。
報告者:CNS担当 柚木 佳奈子さん(経済学部2年次生)