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2014年度クラスレポート

京都伏見大学プロジェクト~「学び」で観光の質向上を~

Vol.1 2014.8.8

私達が取り組むプロジェクトは学びの力を通して、伏見の地域活性化を目的とし、活動しています。

4月には「お笑いを通じたコミュニケーション能力養成のワークショップ」において、班ごとに分かれてネタを作り、披露しました。また、私達がこれからどのような思いを持ってこのプロジェクトを進めていきたいか、という1年間の指針となるチームビジョンも定めました。そこで決まったものが、

「フれたい シりたい ミたい 伏見いぃらんど」 です!

ここには、伏見を1つのテーマパークとみなし、観光地をアトラクションと見立てて、伏見の住人自らがキャストとなり、観光客を振り向かせる地域にしたいという思いが込められています。企画を考える際や、進むべき方向を見失った際には、このチームビジョンに一度立ち返るようにしています。

5月からは内班、外班という2つの班に分かれ、活動を開始しました。内班は伏見で暮らす方々に地元の良さを再発見してもらい、伏見を内側から盛り上げていく班。外班は伏見住民以外の方々に伏見の魅力を発信することで伏見を外側から盛り上げていく班です。
京都伏見大学プロジェクト~「学び」で観光の質向上を~画像1
7月には祇園祭に2日間、出展しました。これは、内班が今後実施しようと考えているワークショップの試験的なものであり、その情報収集も兼ねています。出展内容は以下の通りです。伏見深草地域の竹文化や深草うちわに関する情報発信、竹うちわの絵付体験、アンケートの収集、職人さんによる竹製品の製作実演、祇園祭のごみ問題に対する情報発信、プラスチックうちわ回収の実施です。
当日は、予想を大きく上回る方々に来ていただき、うちわの絵付体験は当初予定していた150名を超える250名の方々に体験していただくことができました。多くの方々が伏見の竹文化を知るきっかけとなり、かつ貴重なサンプルを集めることができました。ここで得たサンプルは内班がより良い企画を実施するために活用していきます。
より伏見の魅力を伝えるために、映像班、食班という2つの班を新設し、現在は4つの班で活動しています。秋学期の活動予定は以下の通りです。内班は祇園祭の際に得た情報を反映し、竹を用いた子供向けワークショップの開催。外班は大学生を対象とした、伏見の住民、文化と触れ合うことができる体験型ツアーの敢行。映像班は「夢のくに 伏見のおとぎ話」をテーマにストーリーを考案、それを観光名所を紹介する映像として発信。食班は「伏見の農家と消費者を食で繋げる」をコンセプトに、様々な活動をしていく予定です。

京都伏見大学プロジェクト~「学び」で観光の質向上を~画像2


報告者:CNS担当 日野 茜さん(商学部2年次生)