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2014年度クラスレポート

地域応援プロジェクト ~同志社から、スポーツの力で恩返し~

Vol.1 2014.12.27

私たちのプロジェクトは、多くのスポーツ施設を持つ同志社大学が京田辺市にあることを活かし、魅力あるスポーツを通して地域活性化に貢献することを目的とし、その活動内容を、京田辺市民、また、社会へ広く発信しています。春学期には、2019年に日本で行われるワールドカップを視野に入れ、小学生を対象にラグビーのイベントを開催しました。秋学期には、京田辺市役所の協力のもと、バスツアーとスポーツキャンパスツアーを合わせたイベントを行いました。1年間を通して、イベントを成功させるために必要なプロセスを、身を持って学ぶことができました。

春学期:スポーツイベント開催

地域応援プロジェクト ~同志社から、スポーツの力で恩返し~_画像1
同志社大学体育会ラグビー部の公式練習試合観戦と、ミニラグビー体験
『京田辺から世界へ ~きみはラグビーを知っているか?~』
開催日:6月29日(日)
場所:京田辺キャンパス ラグビー場
参加者:小学生 20名(保護者付き添いなど・・・30名)
集客方法:チラシ配布
今回のイベントでは、地域が一体となって同志社ラグビー部を応援すること(地域⇒同志社)、そして地域の人たちにラグビーの魅力を肌で感じてもらうこと(同志社⇒地域)を目的として企画・実施しました。試合の際には、参加者の小学生がエスコートキッズとなって、たくさんの拍手の中、体の大きなラグビー選手たちと手を繋いで入場し、めったにできない貴重な体験をしてもらうことができました。試合中はチアリーダー部とともにポムを持ち、元気いっぱいに応援をしていました。“する”以外のスポーツへの関わり方を知ってもらうことができました。また、ハーフタイムには選手たちが使用しているコート上で、実際にボールに触れ、ミニラグビーを体験しました。女の子やラグビーをしたことがない子にも楽しんでもらうことができました。イベント終了後、小学生とその保護者の方にご記入いただいたアンケートでは、今回のイベントについて「とても良かった」、「良かった」がほとんどを占め、「迫力があってすごかった」、「もっと色んなスポーツで、このようなイベントを行ってほしい」などのご感想を頂きました。

【プロジェクトを通じて学んだこと】
春学期中に1つのイベントを企画・実施したことで、イベントを開催することの大変さを知ることができました。一方、改善すべき点が浮き彫りになりました。その中で、最も重要であると痛感させられたものが段取りです。
5W1H : いつ(When)、どこで(Where)、 だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」を意識してメンバー全員が考え行動し、イベントの準備に当たっていかなければならないということを強く実感しました。

秋学期:スポーツイベント開催

地域応援プロジェクト ~同志社から、スポーツの力で恩返し~_画像2
磐上館の実験室、デイヴィス体育施設や体育会部活動の練習・試合見学、プロジェクト科目メンバーによるスポーツ科学に関する講義
『 同志社スポーツアドベンチャーツアー
   ~すごいぞ!どきどき、うきうき、しりたい、同志社!~ 』
開催日:12月7日(日)
場所:同志社大学京田辺キャンパス
参加者:20名(小学生から高齢者まで)
集客方法:京田辺市役所Facebook、Twitter、ポスター掲示
このイベントは、春学期の成果報告会の場で、私たちのプロジェクトと連携したいと声をかけてくださった京田辺市役所の協力を得て開催したものです。体育会部活動の練習や試合を見たり、筋肉に関する専門的な知識を交えた家でもできる体操を実践したりして、同志社大学のスポーツの魅力を肌で感じてもらう、そして大学と地域との交流を図るために企画・実施しました。スポーツ健康科学部がある京田辺キャンパス磐上館の見学では、スポーツ健康科学部の学生が学ぶ研究室を1部屋ずつ詳しく案内しました。実際に参加者の方に実験機器を体験してもらうなど、学生の学習環境を知ってもらうことができました。続いて、フェンシング部の学生の協力のもと、解説付きで実演しながらフェンシングというスポーツについて紹介しました。ルールはもちろん器具やユニフォームに関する知識も伝えることができました。また、チアリーディング部には、当日の約1週間後に大会を控えたチアリーディングの演技を披露していただきました。迫力ある演技を目の前で見て、イベント終了後にご記入いただいたアンケートでも満足したとの声がもっとも多い企画となりました。イベントの後半は、このツアーの目玉でもある私たちプロジェクトメンバーによる講義として、参加者全員で腰痛予防に関するストレッチトレーニングを行いました。見るだけでなく、実際に参加者の方にも体を動かしてもらうことで、より深い理解とともに楽しんでいただけました。

【プロジェクトを通じて学んだこと】
春学期に改善すべき点として挙げた 「 5W1H : いつ(When)、どこで(Where)、 だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」を意識してメンバー全員が考え、行動できるように取り組みました。この秋学期の活動の中では、1人ではなくメンバー全員で逆境を乗り越え、大きな成果を生み出すための団結力が大切であることを実感しました。
このプロジェクトを通じてイベントに関わる協力者、参加者などさまざまな方々と交流ができて、とても貴重な経験をすることができました。日頃お世話になっている地域の人々への同志社からの恩返しになったのではないでしょうか。

報告者:CNS担当 福田 宗孝さん(スポーツ健康科学部3年次生)