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テーマ募集と選定一覧

2015年度プロジェクト科目テーマ

京都が培ってきた文化産業の素材・技術のリデザインと発信

プロジェクト名京都が培ってきた文化産業の素材・技術のリデザインと発信
科目担当者COS KYOTO 株式会社
北林 功
科目代表者文学部 山田 和人

学生さんへ本プロジェクトは、京都に息づいている伝統産業やビジネスの考え方を学んだ上で、現代に合った新しい「文化産業」を構築するために、モノづくりを支える素材・技術を知り、そのリデザインと発信を通じて活性化していくことが目的です。
京都には、1200年以上に渡る歴史の中で培われてきた文化があり、それを支える産業が息づいています。しかし、現代の生活スタイルの変化にキャッチアップできずに、「伝統産業」と呼ばれ、保護がないと持続困難なものも少なくありません。
一方、長い歴史の中で培われてきたからこそ、人間が求める本質的なモノ・コトがその中にはたくさん眠っています。ビジネスの仕組みも含めて、適切にリデザインすることにより、再び輝き始める可能性を秘めています。そのためにまず、モノづくりを支える素材や技術レベルまで因数分解すると共に、誰もがわかる形で整理・記録した上で、現在の生活スタイルの中で求められる「文化産業」としていくための取り組みを行っていきます。

本講義では、以下の取り組みを通じ、学生の理解と能力の向上、そして現実社会で通用するビジネスの考え方、能力を身につけていきます。

京都の伝統産業が陥っている現状と経緯についての理解と原因分析
京都に眠っている伝統産業の素材・技術の発掘・整理・記録
一般的なビジネスの考え方・知識についての習得
伝統産業を「文化産業」としていくためのリデザインへの取り組み
リデザインへの取り組みの発表、社会への訴求

これらの目標及び活動を踏まえ、学生の皆さんのアイデアで商品開発やイベント、体験等の企画を考え、実践します。

春学期は各種の職人の工房等の見学・取材、交流等を通じて素材や技術等を知ること、そして基礎的なビジネスの考え方を身につけることで、「伝統産業」の苦境の原因とその解決策を考え、具体的に試行していきます。秋学期には、春学期に得た知識・経験を振り返り、「伝統産業」を現代に必要とされる「文化産業」として活性化させる手法について、チームで取り組みます。
本プロジェクトで得られる経験は、国際社会に求められる思考の根幹となる教養、チームで取り組む協働体験、そして苦境の中でも活路を見出していく上での知識と思考、そして行動の粘りが凝縮されており、今後の社会生活において大いなる財産となります。学生の皆さんの自由な発想、創造力、そして大いなる情熱と行動を期待しております。

開講校地今出川校地
開講期間春学期・秋学期連結

履修条件京都の文化、モノづくり、ビジネスや海外発信等に興味があり、プロジェクトへのモチベーションが高いこと
履修生が準備(持参)するもの事前学習(工房見学や取材において、一定の背景知識が必要とされるため)、写真撮影用のカメラ等
履修生の費用負担額
凡その目安とお考え下さい
あり(10,000円以内) 
同志社大学びわこリトリートセンター合宿費 5,000円  
工房等への交通費 500円×10回 5,000円
授業時間以外の非定期授業の有無あり(3回以内)
保険(340円)加入要否必要あり
学外での授業の有無あり(10回以内)

定員内の場合の選考方法登録志望者全員合格とする。
定員を超えた場合の選考方法登録志願票と面接で選考する。
ただし、15名を超えた場合は登録志願票で選考する。
秋学期の追加募集の有無
秋学期科目で定員に空きがある場合
なし