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2017年度クラスレポート

学生×NGOで取り組む!地域~世界の課題に発言・提案しよう!

Vol.1 2018.1.31

1. プロジェクトの概要・目的
近年、日本社会でもNGO・NPOの地位・役割はますます高まっています。そして、多くのNGO・NPOが、学生や若者による発言や提案(アドボカシー)による社会課題の解決の必要性を感じています。そこで、私達のプロジェクトでは、履修生がNGOの方々にご協力をいただきながら、取り組むべきテーマを自ら選定し、社会に向けて発言・提案することを目的としました。春学期は、主にテーマの選定、秋学期はテーマに向けての実践活動を行いました。
2. 春学期の活動内容
・テーマの選定
初めにNGOの方々をゲストスピーカーとして招き、複数のテーマを提示していただきました。そのなかで、私たちのチームは、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)という概念に着目しました。SDGsとは、国連が2015~2030年までに達成を掲げた17の目標と169のターゲットから成り立つ開発目標です。しかし、国連の活動にもかかわらず、こうした概念はあまり一般の人々に認知されていないというのが現状です。そこで、私達は、大学生という立場を活かし、一般の方々のなかでも、特に大学生をターゲットにSDGsの認知度向上をテーマとして掲げ、生活実録の実施を行うことにしました。
SDGsマーク
・SDGs生活実録の企画
生活実録とは、SDGsの目標に到達するために、自分達の身近な生活を工夫し、その成果を記録、発信していくものです。このことで、『普通の人々でも社会を変えることができる』ということを社会に訴えかけることを狙いとしました。
3. 秋学期の活動内容
・活動内容の変更
秋学期は、春学期に企画した生活実録の実施を予定したが、実行に移す中で成果の測り方や大学生に対する発信方法を上手く練り上げることができませんでした。そこで、生活実録の実施を中断し、京都府で活動している学生団体を対象とした交流会に活動内容を変更しました。

・交流会(イベント名『汝自身を知れ!』)の企画
交流会を行うことにした背景には、社会問題に対する若者の取り組みにSDGsが反映されていないことがあります。そこで、若者のなかでも、さらにターゲットを絞り、元々社会問題に対する関心の高い学生団体に注目しました。彼らは、潜在的なレベルではSDGsに関連した活動を行っていますが、当人達にはそうした自覚がありませんでした。こうした認識上のギャップを埋めるために私達は様々な分野で活動している学生団体に集まっていただき、お互いに意見を交換する機会を設けました。そのことで、自分達の活動を別の角度から見直し、また、SDGsを知ってもらうことで、今後の活動につなげてもらうよう企画を練りました。

・京都議定書誕生20周年記念講演会、SDGsシンポジウム
2017年は、第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)で『京都議定書』が採択されてから、ちょうど20年の記念すべき年です。そこで、京都議定書からパリ協定へつながる流れと、2030年に向けて国連で採択されたSDGsについて考える講演会とシンポジウムに私達は、パネリストとして参加しました。そこでは、自分達がこれまで行ってきた活動をプレゼンし、他のパネリストの方々とディスカッションをしました。
・交流会(『汝自身を知れ!』)
このイベントでは、ワークショップ(『SDGsすごろく』)とグループディスカッションを行いました。SDGsすごろくとは、SDGsが掲げる17の目標の内一つをゴールに設定し、残りの目標をマインドマップのようにつなぎ合わせることで、設定した目標に到達するためのプロセスを考えてもらうというものです。そしてその後、違う分野を扱う学生団体のメンバーが互いに議論を重ね合わせることによって、新たな発想や視点を知ってもらう機会を設けました。
交流会
・ワン・ワールド・フェスティバル for youth (ワンフェス for youth)
ワンフェス for youthは、高校生を中心とした国際交流・国際協力EXPOです。そこに私達のチームはブース出展という形で参加しました。このイベントでは、私たちの活動を知ってもらうと同時に、SDGsに取り組む高校生・NPO・自治体といった幅広い方々と交流しました。
ワン・ワールド・フェスティバル for youth
4. プロジェクトを振り返って
私達が取り組んだ課題は、専門家の方々でさえ解決策を見いだせていないハードルの高いものでした。そのため、課題の方向性が定めづらく、メンバー間のコミュニケーション不足が生じるなど苦労が絶えない状況でした。しかし、チームとして課題に向き合い、学生の視点から企画・立案を行うなかで、各メンバーが自分なりの問題意識を醸成できたと感じています。また、プロジェクトとして活動している中で様々な分野で活躍されている方々と出会い、社会の動きや変化を知ることができました。人間一人一人は、小さな点に過ぎませんが、そうした人々が草の根的に活動していくことで、点が互いに結び合い、大きなネットワークが形成され、やがては社会を変える大きな力になっていくのではないかとプロジェクトを通して実感いたしました。

報告者:クラスレポート担当  関根 敦彦さん(神学部3年次生)