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2017年度クラスレポート

絵本は心のごちそう・プロジェクト

Vol.1 2017.8.9

目的
私たちは、絵本を用いた楽しい空間・時間を提供するために「昔読んだあの本も・・・今だから気づく絵本の魅力」をテーマに活動しています。春学期は絵本の魅力を知る、また絵本の魅力を伝えるために、絵本の読書会、ゲストレクチャー、2つのイベントを企画実施しました。
活動内容
春学期は以下2つのイベントを開催しました。

1) 京都市上京区にある町屋イベントスペースbe京都での、参加者・対象者がプロジェクトメンバーのみのイベント


絵本を使った企画を3班に分かれて発表しました。

1班は、途中まで読み聞かせした絵本の結末を参加者が予想するという企画を行いました。これは絵本における想像力を重視したもので、人により異なる物語の受け止め方をしていることが見受けられました。

2班は『ミリーのすてきなぼうし(作:きたむらさとし、出版社:BL出版)』の絵本をもとに巻物風の創作絵本を発表しました。広がったり、縮んだりする背景と割りばし人形によって動きのある演出を行いました。

3班は『不思議の国のアリス(作・絵:ロバート・サブダ、原作:ルイス・キャロル、訳:わくはじめ、出版社:大日本絵画)』をモチーフに、絵本の世界を再現しました。限られた空間の中で、作中のキャラクターをアレンジ(登場人物の会話・イントネーションなど)を加えて演じ、見ている人に楽しんでもらえるように工夫しました。

発表の仕方は様々ですが、各班ともに絵本の魅力を再確認することができました。

2) 同志社幼稚園での園児38名(年長さん・5歳児)に対しての演習


同志社幼稚園では3つの活動を行いました。

1つ目は、絵本の読み聞かせです。グループに分かれて2、3冊読み聞かせを行いました。
活動写真
2つ目は、仕掛け絵本です。3.7mの巨大絵本『メガロポリス(作:クレア・デュドネ、訳:ドリアン助川、出版社:NHK出版)』を読み聞かせし、園児には目と耳で作中の描写を感じてもらいました。
活動写真
3つ目は帽子作りです。まずはbe京都のイベントで2班が作成した『ミリーのすてきなぼうし』をもとにした創作絵本を読み聞かせし、作中に出てきた帽子を園児に作ってもらいました。
活動写真
短時間で園児の関心を引くことの難しさはあったものの、園児が自分の作品(帽子)を作ることで、絵本を身近に感じ楽しんでもらうことが出来ました。
秋学期に向けて
春学期は2つのイベントをすることで、プロジェクトメンバー内の視野を広げることや、園児に絵本を身近に感じてもらう活動を行いました。これらの活動を通して、対象者の目線に沿った企画を考えることの大切さを学びました。とくに幼稚園では4、5歳児が対象であるため、どういった内容であれば興味を示してもらえるのか考えるのに苦労しました。例えば、be京都と幼稚園演習の双方で『ミリーのすてきなぼうし』をもとにした創作絵本を読み聞かせましたが、幼稚園演習では対象者の年齢段階・関心に応じてワークショップを含む参加型にする企画を行いました。このように、対象に応じてアプローチの仕方を変える必要があることを学びました。
秋学期は、春学期の学びを生かし絵本の魅力を再発見してもらえるような取り組みを行います。

報告者:クラスレポート担当  橋本 美里さん (法学部3年次生)

Vol.2 2018.2.13

目的
「絵本は子どものためのもの」「絵本はただ読むだけのもの」と思いがちですが、秋学期はそういった枠組みを超えて、誰もが絵本を楽しめるような、新しい絵本の楽しみ方の提供を目指しました。絵本の魅力を伝えるべく、「読む」以外の切り口からイベント立案を行いました。
活動内容
創作絵本と連動した絵本イベントをイオンモールKYOTOで行いました。イベント当日は大人219人、子ども223人の計442人の方に訪れていただきました。
7月:イベント会場の決定
8~10月:イベント内容の検討・決定
       自分たちが「面白そう!」と思ったものをそのまま形にするのではなく、子どもと大人では楽しさを感じる対象が
       異なることや子どもと大人では目線の高さが違うことなど、春学期に学んだことも活かしながら、様々な案を
       出しました。安全面も含め、対象者の立場を十分に配慮できているかを問い直さなければならない局面が
       多々あり、そのたびに企画を練り直しました。
10月~11月:オリジナル絵本、遊具の作成
       絵本の世界に入れたら楽しいのではないかと考え、イベントとリンクした絵本を作成しました。
       また会場に設置する遊具(くじら、屋台、ケーキ)の企画と制作を行いました。
絵本は心のごちそう・プロジェクト
絵本は心のごちそう・プロジェクト
イベント当日
12月10日にイオンモールKYOTOでイベントを開催しました。
「絵本が好きなクジラが絵本の魅力を人々に伝えるために、潮を用いて、街に絵本をばらまく」というストーリーのもと、オリジナル絵本を制作、配布しました。イベント会場は、絵本がばらまかれた街を再現し、設置したケーキ型の本棚や小さな家などに100冊近い絵本を隠し入れました。来場者には宝探し感覚で沢山の絵本に触れてもらいました。さらに、会場に記念撮影(チェキ)ができるブースを設け、そこで撮った写真を配布した絵本の最後のページに貼ることで、オリジナル絵本のストーリーが完結するという工夫をこらしました。
絵本は心のごちそう・プロジェクト
絵本は心のごちそう・プロジェクト
会場では、子どもは楽しく宝探し感覚で絵本を見つけること、大人は「この絵本、昔に読んだ!」と懐かしい絵本に親しんでもらうことが出来ました。親子や子どもと大学生(プロジェクトメンバー)で読み聞かせをする姿も見られ、絵本をまずは手に取るところから実際に読んでもらうことができました。
絵本は心のごちそう・プロジェクト
まとめ
本プロジェクトを通じて、絵本の魅力が、絵本を読むという手段以外にも、絵本の「世界」に触れることによって伝わると体感しました。絵本は生活に必需品とは言えません。しかし、そういったものに、新たな楽しみを見いだし、発展させていくことへのやりがいを、本プロジェクトを通して学びました。絵本は私たちの心を豊かにしてくれるものです。そのような観点から私たちのプロジェクト名は、絵本は“心のごちそう”と名付けられました。
春学期、秋学期に開催したイベントでは、子どもたちに沢山の絵本に触れてもらうことができ、沢山の笑顔を見ることができました。プロジェクトを進めるうえで、難しい場面もありましたが、メンバー間で意見を深め、オリジナルの新しい絵本の楽しみ方を発信することが出来ました。

報告者:クラスレポート担当  橋本 美里さん(法学部3年次生)