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クラスレポート

地域循環型コミュニティの実現

Vol.1 2016.8.3

地域研究チーム

≪5月≫

京のちから見学の後、障がい者の就労支援の現状を学んだ。
同志社大学がある上京区のことについて何も知らないのではないか、という問題が生徒間で議論され地域活性化を身近な場所で馴染みのある上京区で行っていこうということで上京区に焦点をあてて活動を行うことになった。
まずは地域研究チームで上京区に関する問題点を話し合うことになった。そこで問題となったのは商店街が廃れていることであった。その他、寺社仏閣は多数上京区に存在するのに若い人が集まってこない、その寺社仏閣についての歴史を知らない等が問題としてあげられた。また上京区内の人口減少、上京区内の産業の衰退、観光地の少なさ、住宅が密集している、空き家が多いのではないかということが問題となった。そして上京区役所の地域推進自治室の松井さんに上京区の現状、課題についてお話を伺うことになった。上京区基本計画書、上京区町づくり円卓会議などによって上京区の課題を発見していく活動を行っている方である。
活動写真
1. 上京区内には17学区が存在し、明治期の京都の衰退に伴った教育面で産業の活性化を図る目的で創られた小学校に基づく学区が存在していること
2. 上京区民の特徴として地元愛が強く、町内会の参加率も高いことから学区ごとの団結力が強いこと。
3. 高齢化による空き家問題が深刻であって、しかし老朽化に伴いなかなか回収ができず、正確な空き家数が把握できない。そして特に深刻なのは細街路と呼ばれるもので、このような道が多数上京区内でみられるため、災害時避難路が設けられないこと
4. 商店街の全体的な衰退、商店街の人々と関わりが少ないこと
5. 観光に関しては世界遺産は上京区内に存在していないが、文化財は多数存在していること、そして今回あたしたちが焦点を当てることとなった応仁の乱550周年にむけて上御霊神社を中心とした東陣(小川通を東と西で分けた)と呼ばれるエリアを盛り上げようとする催しが企画されていること
6. 特産品については味噌、醤油、みりん等の調味料が多く、老舗が多く上京区内に固まっていること
以上6つのことを中心にお話を伺った。
活動写真

≪5月≫

そのうえで東陣を盛り上げていこうと活動を行っている古武博司さんという方を紹介してもらい、お話を伺う機会を得た。

1. 上京区内の歴史、1177年の大火による中心地の移り変わり
2. 応仁の乱の歴史において上御霊神社は応仁の乱勃発の地としてもっと注目されるべき場所であること
3. 東陣は政治・経済・文化の中心地であったが現在衰退し、西陣織が有名となって東陣側の産業は西陣側に吸収されてしまったこと
4. 東陣側にはなにがあるのか、またなぜ東陣と呼ばれているのかなど東陣について知っている人が少なく、また知る機会もほとんどなかったこと。東陣について地域住民により知ってもらって、地域の魅力を再発見してほしいとの強い思いから東陣を盛り上げるための催しを企画していること(まだ詳細については決まっていない)
を伺った。
応仁の乱550周年の節目の年(今年は549周年)に向けてこのような活動をしている人たちと共に東陣に焦点を当てて東陣の魅力、歴史を大学生などの若年層なども含めた地域住民に発信していくことができれば、応仁の乱への知識も深まり、上京区内の最大事件である応仁の乱と通じて上京区の活性化につながっていくのではないかと考え、私たちは東陣を中心に学生に向けて魅力を発信していくことに決定した。
活動写真

≪6.7月≫

そして応仁の乱において東陣を率いていたのは細川勝元であって、細川勝元について調べていたところ、『塵塚物語 4』(室町時代の説話集)に細川勝元は鯉料理に精通していた、との記述があり、鯉をモチーフとしたお菓子を作ってみてはどうかと商品開発チームに提案し、現在合同で活動を行っている。


秋学期からは販路の確保とどのように鯉をモチーフとしたお菓子を使って東陣の歴史を伝えていくか、催しの企画を本格的に行っていく予定である。


報告者 : クラスレポート担当  岩村 優希さん (文学部3年次生)