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クラスレポート

フォーミュラーカーと共に成長しよう

Vol.1 2017.2.20

プロジェクトの概要

 私たちのプロジェクトでは、全日本フォーミュラ大会に出場するための車両づくりと車両の評価を行っています。学生フォーミュラ大会とは米国の自動車技術に関する学会であるSAE (Society of Automotive Engineers) が約30年前より開催している大会で、今日では米国・欧州をはじめとする世界各国で開催されています。

春学期活動

京田辺キャンパス北門駐車場における走行
 京田辺キャンパス北門駐車場にて、走行テストを実施しました。車両セッティングを夏に行われる大会に向けて調整をかけたり、大会でのドライバーを決定したりしました。

5月月例会
 OBやスポンサーの方々を迎えて、今年度製作した車両のセッティングや今後の予定などを全体で共有しました。OBの方々からの設計などに関して鋭い質問や指摘をいただき、大会優勝に少し近づいた気がする月例会でした。
活動写真
関西にある大学を中心とした泉大津での試走会(7月)
 大阪大学、大阪工業大学、岡山大学、京都工芸繊維大学、神戸大学など関西の大学を中心に、泉大津フェニックスにて試走会が2日間にわたって行われました。マシンの直進性能、旋回性能、耐久性などを各大学は調査していました。1日目は大雨でほとんど走ることができなかったのですが、2日目は雲一つない晴れで履修生達は肌を真っ黒にしてマシンの性能を調べていました。ここで得た走行データを基に、夏にある大会に向けてマシンのセッティングを煮詰めたり、他大学との比較によって現在の立ち位置を把握したりすることができました。
活動写真
デザイン、コストレポートの提出
 設計のポイントをまとめたデザインレポートと車両の材料から製作までの手順をまとめたコストレポートを提出しました。細かいとこまでチェックされるため、レポートの制作は連日深夜まで及びました。数千ページにわたる膨大な量から構成されており、制作が終えた時の達成感はとてつもなく大きかったです。
大会本番(9月)
 泉大津での試走会から2か月経った9月、静岡県にある小笠山総合運動公園スタジアム(通称、エコパ)にて5日間にわたって学生フォーミュラ大会の本番が行われました。関西の大学だけではなく、全国各地そして日本以外から100を超えるチームが集まりました。同志社大学は残念ながら目標達成できませんでしたが、すべての静的、動的審査に参加し、かつ完遂、完走を達成しました。これらに加え、書類遅延や騒音ペナルティーがなかったという点で2016年は信頼性の高いマシンを製作できたと思っています。
活動写真
 その結果、日本自動車工業会会長賞とコスト部門において2位をいただきました。このような結果に甘んじることなく、2017年は総合優勝を目指してさらにレベルの高いマシンを製作していきます。

秋学期活動

第1回デザインレビュー(10月)
 9月の大会が終わると、すぐに2017年度のマシン製作に取り掛かります。今年度のマシンの目標は旋回性能の向上で、その目標を達成できるマシンを製作できているか、さらにコーナリングを良くするためには他にできることや改善点はないかなどチーム全体で共有しつつOBさんからのフィードバックをいただきます。改善点や指摘をたくさんいただき、マシン製作は始まったばかりですが、時間の足りなさを感じるデザインレビューでした。

2016年度のマシンデータを用いた解析
 夏に開催された大会で公表されている各大学のエンジン出力、マシンの重さなどから各大学のマシンの直進性能の評価を行いました。実際にはエクセルを用いて、各大学の理想状態を導き出し、実際のタイムと比較してどれくらいの差があるかを調べました。また、同志社大学については、マシンに取り付けられたコンピュータから得た実際の走行データを基にさらに詳細な評価を行いました。理想のタイムを邪魔する要因を考えていって、そこからさらに影響力の強い要因を見つけ出すことを試みました。要因は膨大であり、ざっと洗い出すことも困難でしたが講師の方やTAの方の力をお借りすることで、何とか絞り込むことは出来ました。

今後に向けて

 これまでは過去のデータを積極的に用いてマシンを評価し、そこから得られた情報を基に製作を行うということをしていませんでした。これからはマシンの評価をもっと詳細に行っていき、設計・製作と上手く結びつけることでより理にかなったマシンを作ることができたらと思います。実際には時間や人手の問題から、解析や評価といった作業を細かく行うことはできません。もしプロジェクトの履修や学生フォーミュラの参加を検討されていて、このレポートを見ている方がいらっしゃれば、文理を気にすることなく機械研究会に参加していただければ幸いです。

報告者: リーダー兼クラスレポート担当  荒木 勇人さん (法学部2年次生)